「マイクラ」の愛称で親しまれているゲーム『Minecraft』。その高い自由度と創造性豊かなゲームプレイが人気を博し、多くのストリーマーやVTuberにもプレイされています。
そんな『マイクラ』の世界で、スタジオジブリの名作『天空の城ラピュタ』のワンシーンを再現した動画が大きな話題を呼んでいます。投稿主は、マインクラフター兼YouTuberの「HISOKA GAMES」さん。“3Dマップアート”と呼ばれる手法で生み出された驚異の作品に、ネット上では「もはや黒魔術」「発想が天才すぎる」といった驚きの声が寄せられ、再生回数は100万回を突破しています。

マイクラで数々のアート作品を手掛けるYouTubeチャンネル「HISOKA GAMES」さんは、ゲーム内の「地図」アイテムを活用し、『天空の城ラピュタ』の数々の名シーンを再現しました。
この手法は、まず「空の地図」というアイテムを手に持つと、プレイヤーの周囲の地形がリアルタイムで地図に描き込まれる仕組みを利用します。地面にブロックを配置して模様を作り、完成した地図を「額縁」に飾ることで、一枚の「マップアート」が完成するというわけです。
▼ 元となったイラスト

動画では、実際に地上視点からの映像も映し出されますが、そこにあるのは様々な色のブロックが複雑に積み上げられた、さながら巨大なモザイク画のような光景。マイクラ初心者でなくとも、何が描かれているのかを地上から把握するのは至難の業です。
しかし、空高く舞い上がり、上空から見下ろすと……なんとそこには、シータを抱きかかえるパズーの姿が! これらすべてが、地上に配置されたブロックによって描かれているというから驚きです。
▼ 地上から見ると、まるでモザイクタイルのようにブロックが敷き詰められているだけに見えます。


▼ しかし上空から見下ろせば、パズーがシータを抱きとめるあの名シーンに!

HISOKA GAMESさんによれば、この立体感を生み出す原理は意外とシンプルとのこと。
マイクラの地図では、ブロックがより高い位置にあるほど明るく、低い位置にあるほど暗く表示されます。この仕様を利用し、ブロックの配置に「乱雑に見えて計算された」高低差をつけることで陰影を巧みにコントロール。これにより、使用できる色の階調が実質的に増え、絵画のような豊かな表現が可能になるのです。








作品の中には、巨大なロボット兵も登場。こちらはマップアートではなく、実際にブロックで立体的に組み上げられており、作品世界全体の中心的なオブジェとして圧倒的な存在感を放っています。

作者ご本人いわく、制作においては「制作過程」を細かく見せることよりも、「完成した映像の見栄え」を最優先したとのこと。映像では、作品自体の凄さはもちろん、背景にそびえるロボット兵や巧みなカメラワーク、そしてマップアート制作のためにワールド内を高速で飛び回る疾走感あふれるシーンなど、見る者を飽きさせない工夫が凝らされています。
▼ 全編はこちらの動画から
HISOKA GAMESさんは、過去にも同様の手法で『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』といったジブリ作品を再現しており、いずれも息をのむほどのハイクオリティな仕上がりです。マイクラでの創作に挑戦してみたい方は、ぜひこれらの動画も参考にしてみてはいかがでしょうか。