森永「ラムネ」が近年大ヒット!「集中力アップ」で受験生に大人気、大学受験生の定番お菓子に!

コンビニやスーパーのお菓子売り場で、森永製菓の「森永ラムネ」を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?「食べられるラムネ」として、50年以上の歴史を持つロングセラー商品ですよね。

しかし、近年ターゲット層の転換を図った結果、なんと2025年の日本国内での売上規模は、2018年と比較して約5倍にまで成長しているんです!まさに国民的お菓子とも言えるこの超ロングセラー商品が、なぜ今、ここまで再ブレイクしているのでしょうか?

森永ラムネは1973年3月に発売された商品で、その名の通りラムネ瓶を模したパッケージが「食べるラムネ」というコンセプトを完璧に表現していました。手頃な価格で、日本の人々にとって身近なおやつとして親しまれてきたんです。

ところが2010年代に入ると、「ブドウ糖って、お酒を飲むときに摂るといいらしい」という声が上がり始め、意外にも男性層の購入が増加。さらにメディアで「集中したい時に効果的」と紹介されたことで、森永ラムネの主成分が90%ブドウ糖であることから、手軽に集中力を高めたい人たちの間で注目されるようになりました。

2017年以降、森永はパッケージに「ブドウ糖90%」と明記し、さらに大粒サイズも投入。大人向けに、瓶から持ち運びやすいチャック付きパウチに変更したことで、カバンに入れても音がしないと好評に。販売棚も、これまでの子ども向けお菓子コーナーから、グミやキャンディと同じ棚へ移動しました。ちょうど2020年頃にグミ市場が大爆発したこともあり、この流れに乗って爆売れが始まったんです。

「ブドウ糖=集中力」というイメージがメディアやSNSで自然に広がるにつれて、森永はゲーム中、勉強中、仕事中といった様々なシーンでの喫食を提案し始めました。

コロナ禍で菓子市場全体が落ち込む中でも、森永ラムネの売上は堅調を維持。さらにリモートワークや社会人の学び直し、中学受験者数の増加といった背景から、森永は「集中したい」というニーズが拡大していると判断。そこで2022年からは、「集中したい時に、ラムネ」というシンプルなメッセージに訴求を絞り込み、「受験生」を集中力の象徴としてメインに据える戦略に転換しました。

▼ 以降、ラムネは受験生を応援する形で様々なプロモーションを展開しています。

2025年1月には、「ラムネドットアート」と題した屋外広告を掲出。約3万9千粒ものラムネで、勉強に励む受験生の姿を表現し、大きな話題を呼びました。その結果、同月の「大粒ラムネ」の売上は、前年同期比でなんと115%にまで伸長したそうです。

日本の市場調査会社によると、森永ラムネは「大学受験生が最もよく食べるお菓子」で堂々の1位を獲得!見事、受験生の定番お菓子の座を不動のものにしました。

元々ラムネは「夏に一番売れる」商品でしたが、受験シーズンが1月に集中していることから、今では夏と受験期の年2回の販売ピークが出現。商品のライフサイクルも完全に書き換えられた形です。

ネット上でも「集中力アップにラムネはマジで効く!」と話題沸騰中で、受験生だけでなくビジネスシーンでも大人気。仕事中に愛用している人も多いようです。森永製菓が話題をうまく掴み、長年愛されるブランドの安心感も相まって、森永ラムネは今も進化を続けています。将来的には、受験時だけでなく「集中したい時に真っ先に思い浮かぶおやつ」として、さらに定着していくことでしょう。






via: ITmedia