
以前にもお伝えした海外の人気YouTuber、ローガン・ポール氏が『ONE PIECE』と『ドラゴンボール』の連載第1話が掲載された『週刊少年ジャンプ』を高額(なんと55万ドル!)で購入した件、ネット上ではまだまだ炎上中。多くのファンが、単なるコレクション行為だけでなく、その動機や市場への影響に疑問を投げかけ、議論を巻き起こしています。
多くのネット民はローガン・ポール氏の行動に納得しておらず、「作品への愛じゃなくて、単なる投資対象としか見てないんじゃね?」と疑問視。中には「彼、もしかして1話も読んだことないんじゃね?」といった辛辣なコメントも飛び出しています。インフルエンサーがアニメ・漫画のコレクション界隈に参入することで、転売ヤーを助長し、文化や作品への「愛」を核とするコミュニティの雰囲気を歪めてしまうのではないか、と批判する声も。さらに、人気クリエイターのIShowSpeed氏も公に疑問を呈し、話題に拍車をかけています。
さらに、一部のコレクターからは、今回の件が市場のバランスを崩し、特に転売ヤー問題に拍車をかけるのではないかという懸念の声も上がっています。派手な取引や有名人の影響力によって、希少な漫画の価格が不当に高騰し、一般のコレクターが貴重な品を手に入れにくくなるだけでなく、市場がバブル化するリスクまで指摘されています。
そもそも、漫画の鑑定コレクションは近年、ACG(アニメ・漫画・ゲーム)界隈で急速に注目を集めています。いわゆる「高評価漫画」とは、専門機関による鑑定で保存状態が極めて良好と認められたもので、通常は専用ケースに封入され、スコアが明記されます。中でも、アメリカの「Certified Guaranty Company(CGC)」は、現在国際的に主流な鑑定機関の一つ。紙の状態、印刷品質、完全性などが評価基準となり、スコアが高いほど市場価値も跳ね上がります。

コレクション市場が過熱する中、有名人の参入は確かに注目度を高めますが、価格と文化的な価値のバランスが問われる事態にもなっています。今回の騒動は、単なる取引の是非だけでなく、漫画コレクションが「趣味」から「投資」へと資本化していく過程で生じる潜在的な影響を浮き彫りにしています。
via: Dexerto