『龍が如く』春日一番の英語版声優、桐生が癌だと知ったのは収録当日だった!衝撃のあまり「え、彼が何だって?」と聞き返したことを明かす

『龍が如く』シリーズにおいて、桐生一馬が癌に侵されているという展開は多くのプレイヤーに衝撃を与えましたが、主人公・春日一番の英語版声優を務めるカイジ・タン氏も、実はセリフを収録するその瞬間まで、この重大なプロットを知らされていなかったことを明かしました。

タン氏がインタビューで語ったところによると、『龍が如く』シリーズの物語は壮大で複雑なため、通常、収録スタジオでは各シーンの背景が丁寧に説明されるそうです。キャラクターのその時の感情、それまでに何があったのか、そして春日一番としてどう反応すべきかなど、詳細な指示があるとのこと。これにより、ゲーム画面がまだ完成しておらず、ラフな状態であっても、演技の方向性を掴むことができるといいます。

しかし、桐生が癌であるという展開は、数少ない例外だったようです。タン氏は、春日が桐生の病状を知るシーンの収録で、初めて台本上のセリフでその事実を目にしたと振り返ります。当時、彼は「何の病気なんだ?」というセリフを読んだ直後、思わず振り返ってスタジオのスタッフに「え、彼が何だって?」と、衝撃のあまり聞き返してしまったそうです。

タン氏は、この事実を知りとても悲しい気持ちになったと正直に語ります。なぜなら、彼は桐生一馬というキャラクターが大好きで、シリーズを象徴する存在だと考えているからです。だからこそ、現在の桐生の体調を考えれば、これ以上最前線で戦い続けるのではなく、休息を取るべきだと感じているとのこと。

もちろん、今後も『龍が如く』の物語で桐生の姿を見たいし、彼が登場し続けることは嬉しいとタン氏は語ります。しかし、もし病を患ったまま、なおも敵と戦い続けなければならないとしたら、それはあまりにも不憫に感じてしまうだろう、と複雑な心境を吐露しました。

このインタビューは、『龍が如く』シリーズが、破天荒なコメディや奇想天外なサブストーリーで知られる一方で、キャラクターの運命や感情の重みが、プレイヤーに愛される大きな理由であることを改めて示しています。桐生の癌という設定は、単なる衝撃的な展開に留まらず、長年シリーズを支えてきた主人公が、初めて“拳では解決できない困難”に直面していることを象徴しているのかもしれません。


via: TheGamer