任天堂、次世代機『Nintendo Switch 2』値上げ圧力に直面か? ブルームバーグ報道、本体は赤字販売で株主も注目!

『ブルームバーグ』の報道によると、任天堂は昨今のコスト上昇と株価の継続的な下落を受け、『Nintendo Switch 2』本体の価格引き上げ圧力に直面しているとのこと。3月には『Switch 2』独占タイトルとされる『Pokémon Pokopia』が株価を一時的に押し上げたものの、任天堂の株価全体としては下落傾向が続いており、間もなく発表される最新の決算を前に、その価格戦略に注目が集まっています。

『Nintendo Switch 2』は2025年6月に発売され、アメリカでの販売価格は449.99ドル。一方、日本市場ではリージョンロック版が5万円(約318ドル)で提供されています。報道によれば、このどちらの価格設定もハードウェアの赤字販売となっており、特に日本市場での赤字幅が大きいとされています。

とはいえ、『Switch 2』1台あたりの具体的な赤字額はまだ不明な点が多いようです。あるアナリストはブルームバーグに対し、たとえ任天堂が販売価格を50ドルから100ドル引き上げたとしても、ハードウェアの「負担が軽減される」に過ぎず、必ずしも黒字転換するわけではないと指摘しています。

過去、ゲーム機メーカーはハードウェアを赤字で販売し、普及台数を拡大した上で、ゲームソフトやアクセサリーでコストを回収する戦略を採ることが一般的でした。しかし、任天堂は『Wii U』での苦い経験を経て、初代『Nintendo Switch』ではこの戦略を一度見送っています。今回の『Switch 2』では、初代『Switch』の成功を継続させ、ユーザーの買い替えを促すため、再び魅力的な価格設定を採用しているようです。

報道によると、『Switch 2』の現在の販売状況は決して悪くなく、特に日本市場では非常に好調とのこと。しかし、昨年のクリスマス商戦における海外での販売ペースは、やや期待を下回ったようです。アナリストたちは、任天堂が『Switch 2』の価格引き上げに踏み切らないことが、同社の市場価値に影響を与えている可能性があると見ています。

実際、任天堂はすでに『Switch 2』のアクセサリー価格を値上げしており、一部の『Switch 2』向けパッケージソフトにも高めの価格設定を採用。さらには、初代『Nintendo Switch』の価格も引き上げています。ソニーやマイクロソフトも、過去1年間で部品不足やアメリカの関税などの要因から、現行機の価格を調整していますよね。

とはいえ、任天堂は株主の期待と消費者の受容度との間でバランスを取る必要があります。もしこのタイミングで『Switch 2』の価格を値上げすれば、ハードウェアの赤字改善や市場からの信頼向上には繋がるかもしれませんが、本体のライフサイクル初期における普及速度に影響を及ぼす可能性も否定できません。2025年12月31日時点で、『Switch 2』のユーザー数は1,700万人に達していますが、初代『Nintendo Switch』の累計1億5,500万台という規模と比較すると、まだまだ大きな成長の余地があると言えるでしょう。


via: Bloomberg