米国のストロング国立遊びの博物館が主催する「世界ビデオゲームの殿堂」(The World Video Game Hall of Fame)が、2026年度の殿堂入りを果たす4作品を発表しました。
今回、栄えある殿堂入りを果たしたのは、『アングリーバード』、『ドラゴンクエスト』、『FIFAインターナショナルサッカー』、そして『サイレントヒル』の4作品です。先日発表された12タイトルの最終候補の中から、見事選出されました。

ちなみに、3月に発表されていた最終候補作品の12タイトルはこちら!
『アングリーバード』
『ドラゴンクエスト』
『FIFAインターナショナルサッカー』
『フロッガー』
『ギャラガ』
『リーグ・オブ・レジェンド』
『ロックマン』
『パラッパラッパー』
『RuneScape』
『サイレントヒル』
『The Elder Scrolls V: Skyrim』
『ときめきメモリアル』
この中から、今回4つのタイトルが選ばれたというわけですね。

殿堂入りした『ドラゴンクエスト』シリーズは、ご存知、堀井雄二氏の代表作。2026年には誕生40周年を迎える記念すべきタイトルです。すぎやまこういち氏による珠玉のBGM、鳥山明氏が手がけた魅力的なキャラクターやモンスター、そして「勇者が魔王を討伐する」という王道ストーリー。これら全てが合わさり、日本のRPGを代表する金字塔となりました。
ストロング国立遊びの博物館でビデオゲームのキュレーターを務めるリンゼイ・クラノ氏は、「『ドラゴンクエスト』が存在しなかったRPGの世界がどのようなものだったか、今となっては想像もつきません。本作はゲーム業界全体、そして後続の多くのRPG作品に、計り知れないほど大きな影響を与えました」とコメントしています。
公式サイトでは、かつて『ドラゴンクエスト』が巻き起こした社会現象にも言及。子どもたちが学校を休んで行列に並ぶのを防ぐため、当時のエニックス(現:スクウェア・エニックス)がシリーズの発売日を平日から土曜日に変更したという逸話は、あまりにも有名ですよね。その影響力の大きさを物語っています。

同じく殿堂入りを果たした『サイレントヒル』は、1999年にコナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)から発売されたホラーゲーム。3Dグラフィックスを駆使した映像、映画的なカメラワーク、そしてじわじわとプレイヤーを追い詰める心理的な演出は、後の「サイコロジカルホラー」というジャンルを確立。ホラーゲームに新たな地平を切り開きました。
同博物館のデジタル保存責任者であるアンドリュー・ボーマン氏は、「『サイレントヒル』の功績は、商業的な成功に留まりません。プレイヤーの感情を真に揺さぶることができる、ホラーゲームの新たな境地を切り開いた点にあります」とその功績を称えています。

「世界ビデオゲームの殿堂」は、ストロング国立遊びの博物館が2015年に設立した賞です。長年にわたって人気を博し、国境を越えて、ゲーム業界や大衆文化、ひいては社会全体に大きな影響を与えた作品を称えることを目的としています。選考は、まず誰でもオンラインで作品を推薦でき、そこから博物館の委員会が12の最終候補を選出。その後、歴史家や学者、ジャーナリストらで構成される国際選考委員会と、世界中のファンによるオンライン投票によって、毎年およそ4作品が殿堂入りを果たす仕組みです。
ちなみに、昨年は「たまごっち」や『ゴールデンアイ 007』が殿堂入りを果たしています。これまでの殿堂入り作品を見ても、『バイオハザード』、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、『ポケットモンスター 赤・緑』、『ファイナルファンタジーVII』、『どうぶつの森』、『Minecraft』など、ゲーム史に燦然と輝く名作ばかりです。
via: 「世界電子遊戲名人堂」官網