「絵師あるある」手首を犠牲にするか、首を犠牲にするか…お絵描き勢の“永遠の課題”が話題に

液晶ペンタブレット(液タブ)を使って長時間作業している絵師の皆さん、同じ姿勢を続けたせいで首や手首が痛くなった経験はありませんか?最近、海外の絵師さんがX(旧Twitter)で投げかけた、「液タブを使う時って、結局『首を犠牲にする』か『手首を犠牲にする』かの二択じゃない?」という問題提起が話題に。多くの絵師仲間から、自身の作画スタイルや様々な自衛策が寄せられています。

海外の絵師「bbpanzu(@bbpnz213)」さんがXで語ったのは、液タブ作業におけるジレンマ。液タブを平置きにすれば手首の角度は楽になりますが、長時間うつむくことになり首が悲鳴を上げます。逆に液タブを立てれば首は楽になるものの、今度は手首を浮かしたり不自然に曲げたりするため、手首がやられてしまう……。まさに「首か手首か、どちらかを犠牲にするしかない」というわけです。

▼絵師いわく、首と手首は二者択一とのこと

この分かりやすいイラストは多くの絵師たちの共感を呼びました。あるユーザーからは、笑いながらも「真の『第3の選択肢』こそが最も破壊的」との指摘が。それは、椅子にだらしなくもたれかかり、体は前のめり、手首と首を同時に破壊するスタイル。まさに身体へのダメージを最大化する究極のお絵描き姿勢と言えるでしょう。

この問題に対し、別の解決策を提案する声も。「液タブを捨て、原点にして至高の板タブ(ペンタブレット)に戻るんだ」という主張です。昔ながらの板タブなら、手は机の上で動かし、目は正面のモニターを見るため、ペン先を覗き込むようにうつむき続ける必要がありません。少なくとも、首が長時間前傾する問題は軽減できそうです。

一方、アンチ板タブ派のユーザーからは、「板タブなんて時代遅れさ。iPadで描いて、背中に最大級のダメージをプレゼントしようぜ」といった皮肉なツッコミも。確かにタブレットで描く場合、ベッドやソファに寝転がり、膝の上にiPadを置いてうつむきながら作業しがち。これでは背中や肩、首が総出で抗議の声を上げるのも無理はありません。

さらに、「ベッドにうつ伏せで描く」というスタイルを提案するユーザーも。この姿勢は一見、ベッドや枕が体を支えてくれるため、手首や首、背中が一時的に解放されるように感じられます。しかし、長時間続ければ、結局は痛みを全身の各部位に分散させているだけかもしれません。

中には『ドラゴンボール』のコラ画像を使って絵師の日常を表現する人も。悟空が訪ねてきて「おめぇ、絵の腕がすげぇって聞いてな」と声をかけてきても、「今は無理だ、悟空…」と返すしかない。なぜなら、その瞬間も作画姿勢が原因の手首の崩壊と首の激痛に苦しめられているからです。

多くの絵師たちが作画姿勢による体の悲鳴を上げる中、「自分は超健康体で、絵を描いてもアニメを作ってもどこも痛くならない」と名乗り出る猛者も。まさに、この姿勢をめぐる仁義なき戦いにおける、数少ない生存者と言えるでしょう。

今回の一連の議論を見ていると、絵師たちが本当に快適な作画姿勢を見つけるのが、いかに難しいかが分かります。お絵描きは、ただペンを動かしているだけに見えて、実際にはほとんど命を削る作業なのかもしれません。

長時間の作業を続ければ、首、手首、肩、背中がローテーションで痛みに襲われることも。皆が様々な崩壊した姿勢をネタにし合っていますが、そこにはクリエイターのリアルで、そして最も過酷な日常の一面が映し出されているのです!(泣)