任天堂が、先日発表された「Nintendo Switch 2」の価格改定について、その詳細な理由を明らかにしました。同社の古川俊太郎社長は最新の決算説明会において、今回の値上げは主にメモリやその他部品のコスト上昇が原因であると説明。このコスト上昇圧力は短期的なものではなく、今年だけでなく来年以降も経営に影響を与える可能性があるとの見方を示しました。

古川社長によると、もしコスト増が一時的なものであれば、生産効率の向上や販売台数の拡大といった企業努力によって、従来の販売価格を維持することも可能だったとのこと。しかし、昨今のメモリやその他部品の価格高騰に加え、為替の変動や原油価格の動向といった外部要因も、同社にとっては中長期的なプレッシャーとなっているようです。このまま価格を据え置いた場合、「Switch 2」のハードウェア単体での収益性が著しく損なわれ、事業全体の運営に影響を及ぼしかねないと判断したと語りました。
任天堂は先日、2026年9月1日より「Switch 2」の希望小売価格を改定すると発表。欧州では470ユーロから500ユーロへ、米国では450ドルから500ドルへと引き上げられます。なお、英国での販売価格は各小売店に委ねられているため、公式な新価格は発表されていません。これにより「Switch 2」は、「PlayStation 5」や「Xbox Series X/S」に続き、発売後に価格が引き上げられた現行世代機となりました。

古川社長は、値上げがユーザーにとって購入のハードルを上げてしまうことを認めつつも、任天堂の最も重要な使命は「価格以上の楽しさ」を提供し続けることだと強調。今後、任天堂およびパートナー企業から「Switch 2」向けの魅力的なタイトルが続々と登場する予定であり、こうしたユニークなゲーム体験を通じてハードの魅力を伝え、販売台数をさらに拡大していきたいとの意欲を見せました。
2025年6月に発売された「Switch 2」は、2026年3月末時点で累計販売台数が2,000万台に迫るなど、初年度としては非常に好調な滑り出しを見せています。一方で、任天堂は次年度の販売予測を1,650万台へと下方修正しており、今後の市場環境に対しては慎重な姿勢を崩していません。
via: Eurogamer