「絵師は絵師としか友達にならない」は本当? 漫画家が明かす“ヤバいファン”の実体験に「わかりすぎる」「マジでこれ」

友達を作るとき、やっぱり自分と共通の趣味を持つ人を探しがちですよね。最近X(旧Twitter)で、「絵師は絵師としか友達にならない」という話題が盛り上がりました。絵が描けないと、なかなか絵師さんの輪には入れないのでしょうか?この説について、多くのイラストレーターや漫画家から様々な意見が寄せられています。
漫画家の「ふとしSLIM(@FUTOCHIMPO)」さんは、この説にはちゃんとした理由があるとXで語ります。

ふとしSLIMさんによれば、ネット上にはどうしても「距離感がおかしい」人が紛れ込んでしまうとのこと。うっかりそういう人を受け入れてしまうと、後々めちゃくちゃ面倒なことになるため、絵師側も自然と警戒心が強くなってしまうのだとか。自身の体験談をまとめた漫画では、そのヤバい実態が赤裸々に描かれています。

ふとしSLIMさんは、20種類以上もの「あるある」な状況を挙げています。例えば、ネットで少し親しげに接しただけで、通知欄がその人の名前で埋め尽くされるほどの「いいね爆撃」や、しつこいリプライが飛んでくるように。

さらには、たいして親しくもないのに旧知の仲のように馴れ馴れしくしてきたり、どさくさに紛れて商品を売りつけようとしてきたりと、純粋な交流のはずが、いつの間にか大きなストレスになってしまうケースが紹介されています。

イラストレーターの「さいとうなおき」さんもこの話題に言及。絵師同士が仲良くなりやすい理由として、3つのポイントを挙げています。

まず、絵を描かない人とは「時間の感覚」が合わないこと。次に、創作に対する「価値観」がズレやすいこと。そして最後に、そもそもリアルな知り合いに絵を描く友人がいないため、自然とネットで同業者と繋がりやすくなる、という点を指摘しています。
イラストレーターの「かんざきひろ」さんは、また別の視点から意見を述べています。氏によれば、「絵師と友達になりたい」という動機で絵を始める人も実際にいるとのこと。その動機自体は問題ないものの、もしその人が純粋に友達作りだけが目的で、絵の上達に興味がない場合、日々ストイックに技術を磨いている絵師たちとの間に溝が生まれてしまう……そんなケースを何度も見てきたそうです。
漫画家の「遠藤海成」さんは、この手の話題が定期的に浮上することに触れつつ、その言葉の裏には「なんで私と友達になってくれないの?」という本音が隠れているのではないかと指摘。そもそも、普段何をしているのか、どんな人物なのかもわからない相手と、誰だって深く関わろうとは思わないはずで、これは絵師に限った話ではないと語っています。

「ニャタBE」さんは、「絵師は絵師としか友達にならない」のではなく、「絵師は毎日絵を描いていて、絵以外の話すことがないし興味もない」から、結果的に同じ絵描きの仲間としか話が合わなくなってしまうのだと分析。少なくとも自分はそうだと語っています。

これは絵師の世界に限らず、どんなジャンルの趣味でも言えることかもしれませんね。一つのことに熱中している人たちは、自然と話題や生活リズム、価値観が似てくるもの。だからこそ、同好の士と繋がりやすくなるのかもしれません。