Nintendo Switch版『キングダム ハーツ』コレクションのカバーイラストにAI疑惑が浮上し物議! ファンは「これは野村哲也氏の作風だ!」と推測

Nintendo Switch版『キングダム ハーツ』コレクション(I~III)のカバービジュアルが、ファンの間で大きな話題となっています。一見すると、ドナルド、グーフィー、ミッキー、そして『キングダム ハーツ』ナンバリングタイトルのソラたちが勢揃いした豪華なイラストに見えますが、一部のプレイヤーがじっくり確認したところ、どうやら生成AIによる補助の痕跡があるのでは?と指摘し、物議を醸しています。

疑惑の始まりはドナルドの手にありました。ファンからは「左手の指が5本ある」との指摘が。一般的なキャラクターなら問題ないのですが、ディズニーキャラクターのデザインとしては異例ですよね。その後も、背景の時計台の歯車やドナルドのファスナー、ソラのブーツの裏側など、細部にわたって不自然な箇所が見つかり、「これらは生成AIが細部を処理する際に生じるエラーのように見える」と指摘されています。

このため、「カバーイラストの大部分がAI生成なのでは?」「複数のAI生成素材を組み合わせたものなのでは?」といった疑念が浮上。また、「一部のキャラクターがゲームの3Dモデルをイラスト風に変換したように見える」という意見もあり、「AIを使って手描き感を演出しているのでは?」という議論にまで発展しています。

しかし、『キングダム ハーツ』のデザイナー、野村哲也氏の作風に詳しいネット絵師のDekuDraws氏は、異なる見解を示しています。彼はX(旧Twitter)で「これは間違いなく野村氏の作品だ!」と断言。そして、元となる完全なイラストは元々この構図で描かれており、ドナルドの本来4本指の手がソラに隠れていたのではないかと推測。その上で、異なるバージョンのカバーを制作する際に、AIを使ってキャラクターを分割したり、再構成したりした可能性を指摘しています。

DekuDraws氏は、この新しい画風が野村氏が2025年10月に公開したハロウィンイラストと似ていることにも言及。そのため、ベースとなる原画は野村氏の創作であり、AIの痕跡と見られる部分は、後処理や素材調整の段階で生じたものではないか、と分析しています。

現状、スクウェア・エニックスからの公式なコメントは発表されていません。しかし、同社の幹部が過去に生成AIの積極的な活用に意欲を示していたこともあり、今回のカバーイラストを巡る騒動は、大手ゲーム会社がAIを美術制作に補助的に使用することへのプレイヤーの懸念を改めて浮き彫りにしています。