米津玄師が選ぶ「私の推薦漫画」が公開!集英社100周年企画で『NARUTO』や『ヒロアカ』への想いを語る

今年で創業100周年を迎えた集英社が、特設サイト「SHUEISHA MANGA EXPO」をオープン! 漫画をテーマにした様々なスペシャル企画で、この記念すべき年を盛り上げています。クリエイターから各界の著名人まで、豪華メンバーがお祝いに駆けつけていますよ。

その企画の一つ「私の推薦漫画」では、各界の著名人が「最も印象に残っている漫画」と「今一番読んでほしい作品」を熱く語っています。そしてこの度、大人気アーティスト・米津玄師さんの書棚が公開されました! 一体どんな作品が選ばれたのか、その理由とともに早速チェックしていきましょう。

まずは「最も印象に残っている漫画」から。米津さんが選んだのは、こちらの3作品です!

『NARUTO -ナルト-』

僕が人生で初めて読んだ『週刊少年ジャンプ』の漫画です。小学生だった僕に「漫画家になりたい」という夢を与えてくれたと同時に、その夢を諦めさせてくれた作品でもあります。

当時はよくスケッチブックに『NARUTO -ナルト-』のキャラクターを模写していましたが、描けば描くほど岸本先生の画力の凄まじさを痛感し、大きなショックを受けました。その時の僕は、岸本先生のような天才だけが、毎週連載できる漫画家になれるんだと思い込んでしまったんです。そこから逃げるように、音楽の道を選びました。

でも、大人になった今振り返ると、岸本先生ほど圧倒的な画力を持つ漫画家が、一体どれだけいるんだろう?とも思いますね。

『ヒカルの碁』

中学生の頃、僕の周りでは『ヒカルの碁』がめちゃくちゃ流行っていました。この作品を読んで囲碁を始めた友達もたくさんいたのを覚えています。『ヒカルの碁』は、子供の頃と大人になってからで、全く違った読後感を与えてくれる作品です。

人は歳を重ねるにつれて、大切なものを何度も失うことを強いられます。主人公の進藤ヒカルが、大きな喪失を経験しながらも、一歩ずつ成長し強くなっていく姿は、単なる成長物語としてだけでなく、大人になった今だからこそ深く胸に響く、色褪せない感動があります。

『DEATH NOTE』

この作品も、僕が中高生の頃に一番盛り上がっていた漫画の一つです。当時、クラスでは毎週のように誰かが『DEATH NOTE』の話をしていました。これから話すのは、漫画そのものについてというより、僕にとって忘れられないエピソードです。

第一部が終わり、第二部が始まってしばらくした頃、毎週欠かさず『DEATH NOTE』を読んでいたはずの同級生が、ある日突然「Lって死んだの?」と驚いて聞いてきたんです。彼は毎週読んでいたにもかかわらず、情報量が膨大でセリフやモノローグがびっしり詰まったこの作品を流し読みしていたせいで、Lが死んだという超重要な展開に全く気づいていなかったんです。にわかには信じがたい話ですよね。

僕は音楽を作るとき、時々その彼のことを思い出します。自分の作る音楽は、彼のような聴き方をする人にもちゃんと届いているだろうか? それとも、僕の作品も『DEATH NOTE』のように、深く読み込む楽しみ方も、さらっと流す楽しみ方も、両方提供できているだろうか? そんなことを、夜中にふと考えたりします。

続いては「今一番読んでほしい作品」。こちらも米津さんは3作品を挙げています。

『チェンソーマン』

藤本タツキ先生の作品がとにかく大好きなんです。本当に好きなので、ぜひ皆さんにも読んでほしいです。

『僕のヒーローアカデミア』

この作品の凄さについては、もはや説明不要かもしれませんね。でも、もし未読の方がいたら、絶対に時間をとって読んでみることを心からオススメします。特に、キャラクターたちが様々な困難を乗り越えて成長していく姿には、胸を打たれるものがあります。

『キングダム』

歴史を題材にした漫画ですが、もともと歴史好きな僕にとってはたまらない作品です。原泰久先生の描く熱いドラマと巧みなストーリー展開に、一度読み始めたらページをめくる手が止まらなくなります。ぜひ機会があれば読んでみてください。

米津玄師さんの漫画リスト、いかがでしたか? 「SHUEISHA MANGA EXPO」では、他にもたくさんの著名人による推薦漫画が公開されています。気になる方はぜひサイトをチェックして、次なる一冊を見つけてみてはいかがでしょうか。

via: SHUEISHA MANGA EXPO