WANDS、第5期の活動終了を発表。ボーカル・上原大史の申し出により2027年3月のツアーをもって終幕へ

幾度かのメンバーチェンジを経て2000年に一度解散、2019年に再始動し、現在「第5期」として活動中のロックバンド・WANDSが、22日に公式サイトを更新。現行の第5期体制での活動を2027年3月をもって終了することを発表しました。来年3月にはラストツアーを開催し、第5期の活動にピリオドを打つとのことです。

公式サイトでは「WANDS第5期に関する重要なお知らせ」と題した声明文が掲載され、「WANDS第5期は、2027年3月をもちまして、現体制での活動を終了することとなりました」と報告されました。

声明によると、2019年11月17日の第5期始動以来、メンバーとスタッフ一同で新たなWANDSの構築に邁進してきたとのこと。しかし、その活動の中でボーカルの上原大史さんから「新たな音楽表現に挑戦したい」という、ソロ活動への強い申し出があったといいます。メンバー、スタッフ間で慎重に協議を重ねた結果、2027年3月をもって第5期WANDSの活動に区切りをつけるという結論に至ったと説明しています。

突然の発表となったことについて、「ファンの皆様、関係者の皆様には、突然のご報告となりましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪。

続けて、「ここまで活動を続けてこられましたのは、ひとえに皆様の温かいご声援があったからこそです。WANDSを応援してくださっているファンの皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます」と、ファンや関係者への感謝の言葉を綴りました。また、メンバーの「最後にファンの皆様に直接お会いできる機会を作りたい」という想いから、2027年3月にラストツアーを開催することも発表されました。

あわせて、現体制のメンバー3名からのコメントも発表されています。

上原大史さん コメント

いつも温かいご声援、本当にありがとうございます。この度、私、上原大史はWANDSとしての活動を終了し、一個人として音楽の道を歩んでいくことを決断いたしました。約7年間、WANDSのボーカルとして活動できたこと、そしてその中で出会えた全ての方々に心から感謝しています。色々な想いや葛藤がありましたが、皆様がいてくれたからこそ、今日まで歩んでくることができました。

今、心から「WANDSに入れて良かった、皆様に出会えて良かった」と思っています。皆様と過ごした時間は、今でもキラキラと輝く僕の宝物です。その気持ちに嘘偽りは一切ありません。しかしその一方で、長い歴史を持つWANDSのボーカルとして活動する中で、常に拭えない葛藤もありました。

「WANDSの歴史やイメージを壊してしまうのではないか」「ブランドを傷つけてしまうのではないか」という葛藤と不安が、7年経った今でも拭えませんでした。そして今、「WANDSの上原大史」として出来ることは、全てやり切ったと感じています。

正直、この決断は本当に怖かったです。「WANDS」という大きな看板がなくなった時、自分にどれだけの価値が残るのか。その不安は今も変わりません。それでも、怖いからという理由で立ち止まることはできませんでした。ただ、柴崎さんの「第5期WANDSを続けたい」という想いを裏切る形になってしまったこと、そして第5期の未来を信じて応援してくださったファンの皆様を裏切る形になってしまったことは、この先もずっと胸に刻んで生きていきます。

2027年3月のラストツアーでは、皆様への感謝の気持ちを込めて、WANDSのボーカルとして最後まで全力で歌い切りたいと思います。第5期WANDSを応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。今でもメンバーのことが大好きです。そして何より、ファンの皆様のことが大好きです。これからの僕の新たな道を、どうか見守っていただけると嬉しいです。今後とも、よろしくお願いいたします。

柴崎浩さん コメント

WANDSを応援してくださっている皆様へ。残念なお知らせをしなければなりません。WANDS第5期は、活動を終了することになりました。僕はWANDSの未来はまだまだこれからだと思っていたので、上原くんから話を聞いた時は、本当に大きなショックを受けました。彼の才能をリスペクトし、同じ方向を向いて活動を積み重ねてきたからこそ、それが終わってしまう。

僕の気持ちは「まだまだ続けたかった」、この一言に尽きます。この先WANDSがどうなっていくのか、皆様と一緒に見たかったです。しかし、ボーカルがいなければバンドは成り立ちません。第5期を終了するという決断に至りました。WANDSが再始動し、今日まで活動できたのは、様々な要因が重なった結果です。

WANDSを続けたいという僕の想い、それに応えてくれた上原くん、再始動に力を貸してくれた木村さん、プロデューサーの尽力、そして歴代の素晴らしい楽曲たち。様々なご縁が繋がり、第5期は実現しました。加入してくれた上原くん、素晴らしいパフォーマンスで頑張ってくれたことに感謝しています。再始動に参加し、尽力してくれた木村さんにも感謝しています。そして何より、応援してくださったファンの皆様。どれか一つでも欠けていたら、この貴重な経験はできませんでした。

簡単な道のりではありませんでしたし、再始動したくてもできるものではありません。WANDSを続けたいという気持ちは、一度ここで途切れることになりますが、その想いは今も全く変わっていません。またいつか、その日が来ることを信じて、前を向いて進んでいきたいと思います。第5期WANDSを受け入れ、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。第5期の続きをお見せできず、申し訳ありません。今まで、本当にありがとうございました。

木村真也さん コメント

活動終了をお知らせする日が来てしまい、とても残念な気持ちです。第5期WANDSが始動する時、上原くんと柴崎くんを見て、「自分にできることがあるなら」という想いで今日まで歩んできました。

体調を崩してからは活動に参加できないことが増え、ライブやイベントで皆さんとお会いする機会も少なくなってしまい、応援してくださる皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。それでも、SNSやお手紙で温かい言葉をかけてくださったこと、本当に力になりました。

今日まで支えてくださったファンの皆様、メンバー、スタッフ、関係者の皆様には感謝しかありません。第5期WANDSとして過ごした日々、皆様と作った思い出は、これからも大切にしていきます。そして、上原くんの新たな挑戦を、陰ながら応援したいと思います。彼の未来が素晴らしいものになるよう、心から願っています。

2019年の再始動後、精力的に作品をリリースしてきた第5期WANDS。メンバーチェンジを繰り返してきたバンドの歴史の中でも、最も長く安定した布陣であり、ボーカルの上原さんは歴代最長の在任期間を誇ります。加入当初は大きなプレッシャーもあったかと思いますが、その歌声で往年のファンをも納得させ、新たなWANDSの景色を見せてくれました。

今回もボーカルの脱退という形で一つの歴史に幕を下ろすことになりますが、果たして「第6期」はあるのか。今後の動向にも注目が集まります。

via: X@WANDS WANDS 公式サイト