近年、深刻化する偽造カードの流通や転売目的の買い占めといった問題を受け、自民党の有志議員らがトレーディングカード(トレカ)産業の発展を目的とした議員連盟を設立することが明らかになりました。この動きに対し、ネット上のカードゲーマーからは賛否両論さまざまな声が上がっています。
そんな中、突如として現れたのが「日本集換式カード協会」です。同協会はX(旧Twitter)アカウントを開設し、7月23日に開催される自民党「トレーディングカード議員連盟」の設立総会へ出席することを表明。しかし、プレイヤーコミュニティから大きな注目が集まる一方で、肝心の参加企業が非公開となっていることから「一体どんな団体なんだ?」「本当に業界を代表できるの?」といった疑問の声が噴出しています。
この「日本集換式カード協会」は、2025年11月14日に設立され、2026年5月25日には公式サイトもオープンしていたようですが、Xの公式アカウントが開設されたのは7月22日とごく最近。そのため、多くのプレイヤーにとっては「急に出てきた謎の団体」という印象が強いようです。
協会の共同代表理事は水野由将氏と伊藤奈保子氏が務め、理事には以下のメンバーが名を連ねています。
カード等の真贋鑑定サービスを手がける YAMAKOMA ASSET BANK の山口雄示氏
カードショップ「トレカラウンジ」を運営する株式会社Multiple代表の岡谷亮佑氏

同協会が「トレーディングカード議員連盟」設立総会への参加を表明すると、ネット上では過去に公開されていた参加企業リストが掘り起こされました。その内容を見ると、主要なTCGメーカーや販売元はほとんど含まれておらず、参加しているカードショップもごく一部。このため、多くのプレイヤーから「これで業界団体を名乗れるのか?」「構成が偏りすぎでは?」と、その代表性に疑問を呈する声が上がっています。
さらに、公式サイトでかろうじて公開されていた参加企業リストが、23日の深夜になって突然非公開に変更されたことで、不信感はピークに。「背景が怪しすぎる」「これで民間の関連団体を名乗るのは無理がある」と、協会の正体に対する憶測が飛び交う事態となっています。
▼ 現在、協会の公式サイトでは参加企業一覧が「COMING SOON...」と表示されるのみとなっています。



参加企業リストが突如非公開になったことについて、日本集換式カード協会はXで声明を発表。それによると、トレーディングカード議員連盟の設立総会における情報解禁のタイミングに合わせる必要があったため、公式サイトはまだ準備中の段階であったと説明。現在も多くの企業や関連団体と協議を進めており、今後ウェブサイトの内容を順次拡充していくとしています。
イベント情報や参加企業リストについても現在調整中であり、準備が整い次第、改めて公開するとのことなので、続報を待ちたいところです。

もっとも、この協会や議員連盟が、具体的に何を目指し、何ができるのかはまだ未知数です。ネット上では「結局、利権が絡むだけで市場は良くならないのでは」「本当に取り締まるべきは悪質な買い占めや高額転売ヤーだろう」といった悲観的な見方も多く、今後の動向が注目されます。果たしてトレカ業界の未来はどうなるのか、しばらくは様子を見るしかなさそうです。
via: 日本トレーディングカード協会