「学生は全員見るべき」大学教授が『名探偵プリキュア!』第31話を激推しする理由「こういうのは人生で問われる」

放送開始以来、大きな反響を呼んでいる『名探偵プリキュア!』。8月30日に放送されたアニメ第31話では、敵組織「幻影怪盗団」のメンバーであるモリア・ルルカ/アルカナ・シャドウエンジェルが、シャイニングエンジェルの闇の力を浄化する説得に応じ、ついに名探偵プリキュアとして、そして以前からその姿が示唆されていた白いコスチュームのアルカナエンジェルとして覚醒しました。

そんな中、日本のX(旧Twitter)で、「児童論」を教える大学教授が学生に向けて「プリキュアは見るべき」と語り、特に現在YouTubeで期間限定配信中の『名探偵プリキュア!』第31話「名探偵アルカナエンジェル」を推薦したことが、大きな話題を呼んでいます。

この教授は、獨協大学国際教養学部で教鞭をとる和田一郎氏。自身のXで、大学で「児童論」を教えていると、学生に伝えなければならない非常に重要なことがあるとし、その一つが「プリキュアはガチで見るべき」ということだと投稿しました。

和田氏は、過去のシリーズである『フレッシュプリキュア!』のイース/キュアパッションや、『デリシャスパーティ♡プリキュア』の菓彩あまね/キュアフィナーレといったキャラクターたちの物語でも、「傷ついた人間がどうやって他人を再び信じるか」、そして「一度壊れた信頼をどう再構築するか」といった、非常に重いテーマが描かれてきたと指摘。今回の『名探偵プリキュア!』第31話でも、同様にキャラクターの物語を通して、信頼、心の回復、そして人と人との関係修復といったテーマが描かれていると述べました。

和田氏は、普段あまり感情を表に出さず、自分の気持ちを内に溜め込んでしまうような子どもたちが、この回を何度も繰り返し見たがっていると聞き、自身も実際に視聴したといいます。その結果、「おっさんの自分が、ガチで号泣してしまった」とのこと。研究者の視点から言えば、これは「信頼の再構築」「心理的レジリエンス(回復力)」「関係性の修復」といった言葉で説明できると分析しています。

しかし、彼は最終的に『プリキュア』が与えてくれるメッセージを、もっとシンプルな言葉でこう要約しました。「『プリキュア』は、『人はやり直せる、立ち直れる』という未来を描いている」。さらに、「今がちょうど子どもたちの心が揺れ動きやすい時期であるため、公式もそれを考慮して、より多くの人がこのエピソードに触れられるよう、長めの配信期間を設けたのかもしれない」と推察しています。

そして投稿の最後を、先生が生徒に語りかけるような口調でこう締めくくりました。「諸君、こういうのは試験には出ないけど、人生では問われるぞ。」

この一文が、投稿の中で最もネットユーザーの心を掴んだ部分となり、「名言すぎる」「この一文だけで短編小説が書けそう」といった絶賛の声が相次ぎました。

また、和田氏が挙げた「傷ついた人間がどうやって他人を再び信じるか」、そして「一度壊れた信頼をどう再構築するか」というテーマに共感する声も多く寄せられました。実際に『プリキュア』シリーズでは、少女たちがどん底や信頼の亀裂からいかにして互いの絆を取り戻すかという描写が、繰り返し描かれてきました。

実際、この第31話が放送された直後から、子どもたちだけでなく、日本のX上には「号泣した」という大人の視聴者からの感想が溢れかえりました。

あるユーザーは「娘がドン引きするレベルで泣いてしまった」と投稿。また、「泣きすぎてヤバい、神回だった」「これを見た子どもたちが何を感じるのか気になる」といった声も上がっていました。

さらに、もともと「探偵もの」が好きという理由だけで見始めたという25歳の男性視聴者からは、「まさか25歳にもなってプリキュアでこんなに泣かされるとは思わなかった」という驚きの声も寄せられています。

また、劇中の挿入歌がすでに涙を誘うものだったのに加え、アルカナエンジェルの変身シーンで「涙腺が崩壊した」という感想も。キャラクターの声のトーンの変化から、彼女がずっと背負ってきた重荷からようやく解放されたことが伝わってきた、と絶賛されています。

子どもから大人まで、この『名探偵プリキュア!』のエピソードは、年齢の垣根を越えて「信頼」「傷からの再起」、そして「人間関係の修復」といったテーマで、多くの視聴者の共感を呼んだようです。

そして、大学教授のあの言葉――「試験には出ないけど、人生では問われるぞ」は、ネットユーザーたちの間で『プリキュア』の魅力を最も的確に表現した一文として、深く心に刻まれました。確かに、人生の課題には模範解答などなく、どんなテストにも出題されません。しかし、いつか私たち一人ひとりが、必ず直面する問題でもあるのです。