『ポケモン』が30周年を迎える今年は、さまざまなイベントや企画が展開され、コラボレーションも相次いでいます。ゲームメディア「電ファミニコゲーマー」はこのほど、株式会社ポケモンの売上高が直近6期で約4.4倍に伸び、2021年2月期の約1200億円から2026年2月期には5314億円に達したと報じました。
当期純利益の伸びはさらに大きく、2018年2月期の約88億円から2026年2月期の約1200億円へ、8年間で約13.6倍に増加しています。ポケモンIPの強さと、同社の事業規模の大きさがうかがえる数字です。

これらの数値は、PR TIMESの決算情報サイトに掲載された「決算公告」をもとに整理されたものです。株式会社ポケモンは非上場企業のため、有価証券報告書は公開されていません。
公開されている資料は2018年2月期から2026年2月期までの9期分で、売上高が記載されているのは2021年2月期以降の6期のみです。それ以前の3期については、純利益、株主資本、総負債、利益剰余金などのデータが掲載されています。

売上高が公告に記載されている6期のうち、特に伸び幅が大きかったのは、2022年2月期の前年比70.1%増と、2025年2月期の同38.1%増でした。
2025年2月期は、スマートフォン向けゲーム『Pokémon Trading Card Game Pocket』が2024年10月30日に配信を開始した期にあたります。最新の2026年2月期は前年比29.3%増の5314億2800万円となり、2021年2月期比で約4.4倍に達しました。

当期純利益で特に伸びが目立った年度のひとつは、2022年2月期です。前期の186億3000万円から413億9200万円へと増加し、前年比122.2%増を記録しました。
この期には、2021年11月19日に『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』、2022年1月28日に『Pokémon LEGENDS アルセウス』の2作品が発売されています。
もうひとつの大幅増となったのは、最新の2026年2月期です。当期純利益は前期の703億4300万円から1200億5600万円へと増え、前年比70.7%増。この期間には2025年10月16日に『Pokémon LEGENDS Z-A』が発売されたほか、2026年2月5日にはポケモン初の屋外常設施設「ポケパーク カントー」がオープンしました。

株式会社ポケモンは1998年4月、任天堂、クリーチャーズ、ゲームフリークの3社による共同出資で設立されました。3社はそれぞれ異なる領域を担っています。
ゲームフリーク:『ポケットモンスター』シリーズの原案とビデオゲームの開発を担当。
クリーチャーズ:トレーディングカードゲームの開発、CGモデルとモーションの制作を担当。
任天堂:ビデオゲームの製造・販売を担当。
株式会社ポケモンは、これらに関わる権利の管理をはじめ、ライセンス許諾やブランドマネジメント全般を担っています。
これらの数字は、近年『ポケモン』が世界規模で存在感を広げるなか、株式会社ポケモンの事業規模も大きく拡大していることを示すものです。30周年を迎えた今後の展開にも、引き続き注目が集まりそうです。
via: 電ファミニコゲーマー