古紙回収ボックスに大量の『週刊少年ジャンプ』、Xで話題に 転売ヤーの「損切り」では?との声も

日本のX上で、ある写真が注目を集めています。投稿者は段ボールを捨てるため古紙回収場を訪れた際、大量の『週刊少年ジャンプ』がまとめて捨てられているのを偶然発見し、「すごく闇を感じた」とつづりました。

雑誌の号や投稿された時期から、今年7月に発売された号である可能性が高いとみられ、写真の公開後、当時話題となった『ONE PIECE』の付録カードや転売市場との関連を推測する声が相次ぎました。

最初に写真を投稿したXユーザー「イノイノイーノ」は、9月13日に「ダンボール捨てに行ったらすごく闇を感じた」と写真を共有。古紙回収ボックスの中には、大量の『週刊少年ジャンプ』が積み重なるように捨てられていました。

いずれも同じ号とみられ、一か所にまとめて捨てられているため、事情を知らなければ業者が一括で廃棄したようにも見える光景です。

関連する騒動がまだ記憶に新いこともあり、返信欄にはすぐさまさまざまな推測が寄せられました。中には、7月に大量購入が相次いだ『週刊少年ジャンプ』ではないかと考え、「もしかしてトレカが付いてたジャンプ?」と尋ねるユーザーもいました。

実際に写真に写っているのは、7月13日に発売された『週刊少年ジャンプ』33号とみられます。同号には『ONE PIECE』連載29周年を記念し、限定のモンキー・D・ルフィカードが付録として封入されました。集英社は需要を見込み、通常より50万部多く発行したものの、それでも品薄となり、高額転売をめぐる騒動に発展しました。

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特典目当てに商品を大量購入し、特典だけを抜き取って本体を捨てる行為は、かつてCDや菓子の付録をめぐって起きた問題と同じだと指摘する声もありました。

また、環境や資源の無駄遣いという観点から、「特典だけを抜き取り、漫画雑誌を捨てるのはあまりにももったいない」とする意見も。あるXユーザーは、漫画を十分に読めない国の子どもたちへ届けられていたなら、どれほど多くの笑顔につながっただろうかと嘆いています。

資源の無駄遣いという問題に加え、多くのXユーザーが注目したのは「なぜ突然、これほど大量の『週刊少年ジャンプ』が現れたのか」という点でした。転売相場の暴落後、転売ヤーが「損切り」を選び、抱えていた大量の在庫を古書店などへ持ち込むこともなく、そのまま処分したのではないかとの推測も出ています。

返信欄には「転売に失敗したものでは?」「このタイミングということは、転売ヤーの損切りでは?」といった声も寄せられました。

また、33号は発売直後こそ転売益が見込めたものの、その後、集英社の対策によって相場が急落し、大量に買い込んだ人が大きな損失を抱えたのではないか、とする投稿もありました。その投稿では、利益が出る状態から相場が暴落するまで、わずか半日ほどだったとも主張されています。

ただし、現時点ではこの写真だけで、捨てられた『週刊少年ジャンプ』を誰が購入したのかを特定することはできず、本当に転売行為と関係していたのかも確認できません。

それでも、まだ読むことのできる紙の漫画雑誌が、古紙同然に大量廃棄されている光景には、やるせなさを覚えずにはいられません。