雷鳴四卦?いいえ「雷鳴八卦」です!『ワンピース』Figuarts ZERO[超激戦-EXTRA BATTLE-]ヤマト -雷鳴八卦-を撮り下ろしレビュー!

大人気コミック『ONE PIECE』の「ワノ国編」もいよいよクライマックス!麦わらの一味の活躍はもちろん、作中で特に注目を集めているのが「四皇」の一角である百獣海賊団総督・カイドウと、その父に反旗を翻した息子・ヤマトです。BANDAI SPIRITSが展開する塗装済み完成品フィギュア「Figuarts ZERO [超激戦-EXTRA BATTLE-]」シリーズに、百獣のカイドウに続いてファン待望の「ヤマト -雷鳴八卦-」が登場しました!

▼ 「Figuarts ZERO[超激戦-EXTRA BATTLE-]ヤマト -雷鳴八卦-」のパッケージは、2面がウィンドウ仕様になっており、フィギュア本体の造形をしっかりと確認できるデザインです。

ヤマトは敵であるカイドウの息子として生まれながらも、幼い頃に光月おでんの処刑を目の当たりにして以来、彼を深く敬愛。おでんの名と意志を継ぐことを誓い、自らを男性として振る舞います。最終的には父との決裂を決意し、「忍者海賊ミンク侍同盟」に加わって父・カイドウの討伐を目指すという、その魅力的なキャラクター設定に惹かれないファンはいないでしょう!

▼ウィンドウ部分をよく見ると、コミックの劇的なシーンを演出する集中線や、金棒が打ち付けられる擬音「ガン!!」がプリントされています。フィギュア本体と重ねることで「雷鳴八卦」を放つ瞬間が再現される、非常に凝ったデザインです!

▼パッケージ背面には、商品の簡単な紹介とプレビューイメージが掲載されています。

本アイテムはABS、PVC製の塗装済み完成品フィギュアで、ノンスケールながら全高約16センチ。価格は7,700円(税込)と、比較的手に取りやすい価格帯です。「[超激戦-EXTRA BATTLE-]」シリーズは、キャラクターが技を放つクールな瞬間を立体化するのが特徴。今回はヤマトの「雷鳴八卦」がどのように表現されているのか、早速開封していきましょう!

▼近年のPVC製塗装済み完成品、特に武器や台座、派手なエフェクトパーツが付属するアイテムは、開封後に組み立てが必要な場合が多いですが、本商品はブリスターから取り出してすぐに飾れる完成品仕様。パーツを破損させてしまう心配もなく、非常にユーザーフレンドリーです。

▼ぐるっと一周見てみましょう。本体の塗装はややプラスチック感が残るものの、シャドウやグラデーション、着物の家紋までしっかりと再現されています。エフェクトパーツも表面のテクスチャや色彩に変化がつけられています。

▼台座には尾田栄一郎先生によるイラストがプリントされており、こちらもヤマトが「雷鳴八卦」を放つシーンとなっています。

▼さらに寄って細部をチェックしていきましょう!瞳はプリントで再現されており、ヤマトの闘志あふれる表情が見事に表現されています。

▼特徴的な毛先のグラデーションカラーはもちろん、頭部の角に見られるオレンジから赤への細やかな色調変化も塗装で再現。耳飾りもゴールドで彩色されています。

▼しかし、細かく見ると惜しい点も。角の付け根部分のダボが少し見えてしまっていたり、その周囲に塗装のハネが見られたり、ポニーテールの髪飾りにパーティングラインがやや目立つ箇所がありました。

▼続いては、少しセクシーなボディ部分を見ていきましょう。体と衣装は別パーツ構成になっており、着物には家紋や紫の模様がプリントされています。袴の両サイドから覗く、塗装が難しい部分にもしっかりと模様が再現されています。

▼サイドから見ると、尾田先生が描くメリハリの効いた女性的なボディラインがより強調されます。大胆に露出した脇や、豊かな胸のサイドの造形が非常にセクシーです。

▼一方、腰の後ろの「注連縄」は少し残念なポイント。縄のディテールがやや甘く、塗装も少し大味な印象です。溝の部分に紫の塗料が乗り切っていない箇所が多く見られました。気になる方はリペイントしてみるか、少し離れて鑑賞するのが良いかもしれません。

▼武器は父と同じく金棒ですが、サイズは小ぶり。金棒はまっすぐではなく、振り抜いた際の力強さとスピード感を演出するために、しなるような弧を描いた造形になっています。表面には鋳造された金属のような凹凸のある質感がモールドされており、ガンメタリック調の塗装と相まって重厚感を高めています!

▼稲妻のような「雷鳴八卦」のエフェクトが金棒を包み込みます。クリアパープルのパーツで成形されており、躍動感あふれる造形がスピード感を演出。エッジ部分にはさらに濃いパープルが塗装され、単調にならない立体感のある仕上がりで、非常にクールです!

▼足元には煙のエフェクトも造形されています。こちらもクリアパーツ製ですが、表面には煙の流れを表現したモールドが施され、マット加工が加えられています。光を当てると絶妙な透け感の光と影が生まれ、非常に良い雰囲気です。

▼それでは、雰囲気に合わせて紫のライトを当てて、「雷鳴八卦」を放つヤマトの姿を鑑賞してみましょう!

▼ヤマトが力強く金棒を振り抜くポーズは迫力満点。雷や煙のエフェクトが加わることで、圧倒的な気迫が伝わってきます!個人的には、下駄を履きつま先立ちになった足の造形が、上半身の力強さとの対比で可愛らしく感じられるお気に入りポイントです!

▼しかし、ライトアップすることで欠点もより際立ってしまいました。そう、「袴」の質感です。躍動感のある複雑なシワが造形されているものの、色味がかなりプラスチッキーな印象。特に光を当てるとテカりが目立ってしまいます。ここがつや消しの赤で塗装されていれば、さらにクオリティが上がったことでしょう。

▼デデン!ここでスペシャルゲストの登場です!全身筋肉ムキムキの牛男…?

▼その正体は、ヤマトが最も憎む父、「最強生物」カイドウ!

▼2021年10月に発売された「Figuarts ZERO[超激戦-EXTRA BATTLE-] 百獣のカイドウ」と並べて、怪物級の親子喧嘩を再現!

▼ノンスケールのため原作の圧倒的な体格差とまではいきませんが、こちらのカイドウも全高約32センチと、ヤマトの2倍ものサイズを誇ります。

▼巨大なカイドウの放つプレッシャーは凄まじいものがありますね……。それに比べると、設定上は身長263センチのヤマトがとても可愛らしく見えます。

今回ご紹介した「Figuarts ZERO[超激戦-EXTRA BATTLE-]ヤマト -雷鳴八卦-」。塗装面でいくつか惜しい点はあるものの、秀逸な本体造形、迫力のエフェクトパーツ、そして専用デザインの台座と、見どころ満載のアイテムです。昨今では15,000円を超える高価格帯のフィギュアも珍しくない中で、7,700円(税込)という価格でこのクオリティを実現しているのは、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。