『ジョーズ』リチャード・ドレイファス、上映イベントに「スカート姿」で登場し「トランスジェンダー差別」「ホモフォビア」と批判殺到、謝罪要求

1975年に公開された不朽の傑作スリラー映画『ジョーズ』は、公開から約50年が経った今もなお、テレビや映画館、ストリーミングサービスで何度も再上映されています。先日、アメリカ・マサチューセッツ州で開催された週末の再上映イベントで、本作に出演したリチャード・ドレイファスが「トランスジェンダー差別」「性差別」「ホモフォビア(同性愛嫌悪)」にあたる発言をしたとして、現地の観客から謝罪を求める声が上がっています。

報道によると、土曜夜の『ジョーズ』上映イベントに先立ち、キャボット・シアターでのQ&Aセッションに招かれたリチャード・ドレイファスは、女性用のロングスカートのような部屋着を着用し、杖を手にステージに登場しました。彼はさらに、杖をバットのように振り回し、何らかの「ショー効果」を狙ったとみられるパフォーマンスを見せました。この様子は、会場の観客によって録画され、YouTubeで共有されています。

さらに、Q&Aイベント中、リチャード・ドレイファスは自身が出演した映画『ナッツ』について語りました。彼は本作で主演とプロデューサーを兼任したバーブラ・ストライサンドを「天才」と称賛したものの、批評家によると、その発言は「女性が受動的すぎたせいで映画が悪くなった」という趣旨で、さらに#MeToo運動を貶めるような発言もあったとされています。これにより、批評家たちはこれらをトランスジェンダー差別、性差別、ホモフォビア発言とみなしています。

Cheri Ziegraというユーザーは、キャボット・シアターのFacebook公式ページにコメントを投稿し、劇場側が差別的な行為を容認し、差別的で女性蔑視的な発言を拡散させたことを非難しました。「本当にうんざりする。キャボット・シアターが彼のパフォーマンスを検閲しなかったなんて。彼(リチャード)が人種差別主義者でホモフォビア、女性蔑視的な発言をしていたと後で知ったわ」。

この騒動を受け、キャボット・シアターはメディアを通じて謝罪声明を発表したとDeadlineが報じています。声明では、リチャード・ドレイファスの発言は劇場の立場を代表するものではなく、多くの観客に不快な思いをさせたことを遺憾に思うと述べています。


しかし、告発したユーザーがリチャード・ドレイファスの「不快な」発言を裏付けるさらなる証拠を提示していないことや、他のユーザーからはドレイファスの発言が不快なものには当たらないという意見も出ているため、この騒動が海外メディアで報じられた後も、リチャード・ドレイファスを擁護する声も少なくありません。実際、動画の中でも観客から「ブーイング」は一切上がっていませんでした。


via: Deadline