
2022年8月、ワーナー・ブラザースは税金対策を理由に、9000万ドルもの予算が投じられ、すでに撮影を終えポストプロダクション段階にあった映画『バットガール』をお蔵入りにした。この決定は業界に衝撃を与え、多くのクリエイターたちの努力は水の泡となった。しかし、本作で再び「バットマン」を演じたマイケル・キートンは、この決定にそれほど失望していないと率直に語っている。
最近、映画『ビートルジュース ビートルジュース』のプロモーションで『GQ』誌のインタビューに応じたキートンは、本作がお蔵入りになったことをあまり気にしていないと明かした。「なんで気にする必要がある?高額なギャラはしっかり貰ったからね」と、キートンは手で「お金」のジェスチャーをしながら語った。
彼はまた、『バットガール』の監督であるアディル・エル・アルビとビラル・ファラー(下写真)を高く評価しているとも語った。「あの2人は大好きだよ。いい奴らだ。彼らを応援しているし、成功してほしい。彼らがとても悲しんでいるだろうと思うと、少し気の毒に感じる。でも、俺自身は?平気だよ!」

実際、監督コンビにとって『バットガール』のお蔵入りは、キャリアにおける最大の心残りに違いない。以前メディアのインタビューに応じた際、彼らは今でも「仕事が終わっていない」感覚があると語っている。
「世界中の観客に『バットガール』を観てもらい、好きか嫌いか、自分たちで判断してもらうことができませんでした」とアディルは当時、真剣な面持ちで語った。「作品が良いものか、世に出すべきかは、最終的なボスである観客が決めるべきことです」
『バットガール』のキャストは、「バットガール」ことバーバラ・ゴードン役に『イン・ザ・ハイツ』のレスリー・グレイス、「バットマン」役でマイケル・キートンが復帰するほか、悪役「ファイヤーフライ」をブレンダン・フレイザー、「ゴードン本部長」をJ・K・シモンズが再び演じる予定だった。