桜井政博さんのYouTubeチャンネルが最終回!まさかの「2年半前に収録済み」&「収益ゼロ」だったと告白!

『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズや『星のカービィ』シリーズを手がけたゲームデザイナー・桜井政博さん。ゲーム開発の第一人者として、多くのゲーマーから尊敬を集める存在ですよね。

2022年にYouTubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」を開設して以来、ファンとの交流も積極的に行ってきた桜井さんですが、先日公開された最終回では、チャンネル開設の経緯や動機が明かされ、多くのファンを驚かせました。

桜井さんによると、2021年秋、仕事の都合で奇跡的に数ヶ月の空き時間ができたそう。当初は世界一周旅行を考えていたものの、飼い猫の世話があるため断念したといいます。

そんな中、以前学校でゲーム制作の講師を依頼された経験や、著書がどれだけ読まれているか分からないという思いから、「業界のために何かできないか」「自分のノウハウをもっと多くの人に伝えたい」と考えるように。そこで、自身の知識をアーカイブとして残すため、YouTubeチャンネルの開設を決意したとのこと。

しかし、仕事が再開すればゲーム開発や、ご自身が設立された有限会社ソラの業務で多忙になることは明白。ゲーム開発とYouTubeチャンネル運営の両立は時間的に困難なため、「成功確率を上げるには、事前にコンテンツを全て準備しておくことが必須条件」だと考えたそうです。

なんと、たった1ヶ月で256本分のテーマと約30万字の原稿を執筆。さらに、自作で3本のパイロット版動画を作成し、任天堂などの関係各社と交渉したとのこと。「もちろん先方は驚いていましたが、最終的には協力いただけることになりました」と語っています。

動画内のトークは桜井さんご自身が夜間に一人で収録し、ゲーム画面も全て自前で用意。膨大な時間を要する動画編集は、任天堂のゲームPV制作経験もある株式会社HIKEに委託。さらに、英語版の制作も依頼したそうです。

そして、現在公開されている全ての動画は、ほとんどが「2年半前」の空き時間中に収録されたものだと明かしました。ゲーム制作と動画制作を同時に進めるのは基本的に不可能であり、ゲーム制作がいかに時間を要するかを物語っています。

チャンネル開設時に最初の動画が公開された際、すでに「かなりの数の動画をストックしていた」とのこと。しかし、動画の大部分が完成していても、HIKE社が仕上げた動画のチェックやアップロード作業は、仕事が再開した後も「かなり大変だった」そうで、当初週3回更新の予定だったものが、最終的に週2回更新に変更されたと語っています。

2年間で合計260本の動画をアップロード。これには『ゲームセンターCX』とのコラボ動画3本や最終回スペシャルも含まれます。日本語チャンネルの登録者数は69.7万人(25日時点)、英語版は61.9万人を達成。

一方で、制作費は約9000万円。1本あたりのコストは約35万円にも上るとのこと。そして、驚くべきことにチャンネルは収益化されておらず、収入はゼロだそうです。

桜井さんは「自分でもバカだなって思うけど、これはゲームの未来へのちょっとした投資であり、ボランティア活動と言ってもいい」とコメント。

「この費用対効果は悪くないはず」と語り、「未来のゲーム業界に少しでも貢献できれば」と期待を寄せています。これらの動画が、ゲーム業界で活躍する人々や、これから業界を目指す新進気鋭のクリエイターたちの助けになることを願っているようです。

さらに、すでに新たなゲームを制作中であることも明かしました。チャンネル開設以来、動画のほとんどが事前に作られていたため、桜井さん自身は常にゲーム制作に没頭していたとのこと。今後の新作ゲームの正式公開にも期待が高まります。

桜井政博さんのその行動力と情熱にはただただ脱帽です。収益なしで貴重なノウハウを共有するだけでなく、チャンネル開設時にはすでにほとんどの動画が完成しており、ゲーム開発を一切怠っていなかったとは驚きの一言。今後の新作ゲーム発表に胸を膨らませ、桜井さんの最新作がどんなものになるのか、楽しみに待ちましょう!