任天堂、デジタル版ゲームの共有ルールをまさかの変更!「バーチャルゲームカード」導入で一部ユーザーから「大改悪」の声

任天堂が先日、Nintendo Switchのシステムアップデートを配信し、ゲーマー界隈で大きな話題となっています。今回の更新で「バーチャルゲームカード(Virtual Game Cards)」システムが導入され、デジタル版ゲームの利用方法が大幅に変更。これまでオンラインで複数本体間での共有が可能だった機能が制限されたことで、多くのプレイヤーから不満の声が上がり、「これはまさかの大改悪だ」と直言するユーザーも現れています。

これまで、Nintendo Switchのいずれか1台を「いつもあそぶ本体(Primary Console)」に設定しておけば、同じデジタル版ゲームを別のSwitch本体で同じアカウントを使ってログインし、一緒にオンラインプレイを楽しむことができました。この「おすそわけプレイ」的な仕様のおかげで、多くのファミリー層はデジタル版ゲームを1本購入するだけで、夫婦や親子で『スプラトゥーン3』や『あつまれ どうぶつの森』といった人気タイトルを一緒に遊べていたんです。

しかし、今回の新しいバーチャルゲームカード制度は、その全てを一変させました。任天堂はデジタル版ゲームを物理的なゲームカードと同じように扱うようになり、1つのゲームにつき、オンライン接続中の本体1台でしか起動できなくなりました。つまり、2台の本体が両方ともインターネットに接続している場合、同じデジタル版ゲームを同時に遊ぶことはもうできない、というわけです。

とはいえ、任天堂は同時に「オンラインライセンス(Online License)」という新設定も追加しました。これにより、本体にバーチャルゲームカードが挿入されていなくても、購入したデジタル版ゲームをオンラインで遊べるようになります。ただし、このライセンスはゲームを購入したアカウントのみが使用でき、複数本体での同時利用は不可。そのため、2台目の本体をオフラインモードにすれば、引き続きそのゲームを遊べる可能性はありますが、これまでよりも特定の操作が必要となり、明らかに複雑化しています。

海外メディア『Eurogamer』の検証により、この新システムがすでに全面的に導入されていることが確認されています。ゲーマー界隈では賛否両論が巻き起こっており、「バーチャルゲームカードは退化だ」と批判する声や、「妻との数百時間にわたる共同プレイの時間が、これで断ち切られてしまった…」と嘆く声も聞かれます。

任天堂は同時に「GameShare」という新機能の導入も発表しており、Nintendo Switch 2ユーザーは近くのプレイヤーと特定のゲームを共有できるようになるとのこと。しかし、この機能は一部対応ゲームに限定され、しかもNintendo Switch 2本体が必要となるため、現行の初代Switchユーザーにとっては恩恵が少ないのが現状です。

Nintendo Switch 2の発売まであと1ヶ月強というタイミングでの今回のシステムアップデートは、一部の熱心なユーザーから任天堂のデジタル戦略の方向性について疑問の声が上がっています。ますます高まるファミリー層や多人数でのプレイ需要に対し、任天堂のこの動きがデジタル版の購入意欲にどう影響するのか、今後の動向が注目されます。

via: Eurogamer.net