NHKなどの報道によると、愛知県警は6月20日、偽造された「週刊少年ジャンプ」を販売目的で所持していたとして、男女3人を著作権法違反の疑いで逮捕したと発表しました。ターゲットとされたのは、人気作品の連載第1話が掲載された号。これらはコレクター市場で高値で取引されることも多い、ファンにとってはまさに“お宝”です。警察によると、逮捕された3人は台湾籍とのことです。

3人は偽造された漫画雑誌を販売するグループのメンバーとみられています。愛知県警は18日、栃木県那須塩原市にある関係先を家宅捜索。そこでは、なんと1997年に発行された『ONE PIECE』の記念すべき連載第1話が掲載された「週刊少年ジャンプ」の偽造品などが発見されたとのことです。

このように人気漫画の連載第1話が掲載された雑誌は、ファンの間では「伝説の号」として扱われ、価格が高騰することも珍しくありません。警察は、このグループがフリマアプリなどを利用して、他にも人気漫画の第1話が掲載された号の偽造品を販売していたとみています。押収された偽造品は非常に精巧な作りだったとのことで、警察は製造元や流通ルートの解明を進めています。

この事態を受け、集英社 知的財産部の冨重実也課長は、「誰もが気軽にオークションサイトなどで売買できるようになったことが、偽造品が横行する一因となっています。購入される方は、作品や作家のことが本当に好きなファンの方々がほとんどです。その気持ちを利用して偽造品を売ることは、断じて許されることではありません。模倣品は実在するということをご理解いただき、法律に違反する海賊版を購入しないようお願い申し上げます」とコメントを発表しました。

報道によると、逮捕された3人は20代から60代とのことです。ファン心理につけこんだ悪質な犯罪であり、今後の捜査の進展が注目されます。
via: NHK