『スパイダーマン '94』コミックに古参ファンは期待も、オリジナルアニメの脚本家は「マーベルから連絡なし」と創作不参加を明かす

マーベル・コミックスは、1994年の名作アニメ『スパイダーマン』(Spider-Man: The Animated Series)の物語を継続するため、2025年9月に全4号のリミテッドコミック『スパイダーマン '94』(Spider-Man '94)を発売すると発表した。この発表は多くの古参ファンの期待を集めたものの、今回の企画に同アニメシリーズのオリジナル脚本家であるジョン・センパー・Jr.が参加していないことが判明し、多くのファンが注目している。

ジョン・センパー・Jr.は、1994年から1998年にかけて放送された『スパイダーマン』の主要クリエイターであり、同作はファンに深く愛されただけでなく、「スパイダーバース」概念の起源とも見なされている。シリーズ最終回では、スパイダーマンがマダム・ウェブによって別の次元へと連れて行かれ、メリー・ジェーン・ワトソンを探す旅に出るという未解決の物語が残されていた。今回、その未解決の物語がついにコミックとして継続されることになった。

しかし、センパーは6月18日、X(旧Twitter)で、友人のマット・ダンフォードからのメッセージで、マーベルが『スパイダーマン '94』を発売することを知ったと明かした。彼は、このコミックの創作には一切関与しておらず、マーベルからも連絡はなかったと強調している。

招待されなかったにもかかわらず、センパーは今回のコミックの脚本家であるJ・M・デマッテイスを公に評価している。彼は、デマッテイスのアニメとコミック分野における豊富な経験を称賛し、彼が物語を新たな方向へ導くだろうと述べた。しかし、同時に、これらのアイデアは自身の構想を代表するものではなく、自身の監修も受けていないと特に強調した。

センパーはさらに、マーベルが長年にわたり、彼が創造し、今や世界中で人気を博している「スパイダーバース」の概念を含め、スパイダーマンユニバースへの彼の貢献を正式に認めていないと率直に語った。この概念は後に、『スパイダーマン:スパイダーバース』(Spider-Man: Into the Spider-Verse)やその後の続編シリーズなどを生み出した。

心中には多少の遺憾があるものの、センパーは最終的にこのコミックの発売を祝福し、ファンに対し『スパイダーマン』30周年を共に祝うよう呼びかけた。また、彼はこのシリーズへの愛情と敬意を示すため、自身のソーシャルメディアで記念活動を行う予定だと述べた。