ガンプラ好きの皆さんなら、塗装や改造、ウェザリングといったテクニックを駆使して、自分だけの「俺ガンプラ」を制作した経験があるのではないでしょうか。自由な発想で、公式設定にはない機体や作品の垣根を越えた夢の機体を生み出せるのも、ガンプラの大きな魅力の一つです。
最近、X(旧Twitter)でガンプラモデラーのわたサイダーさん(@WaTaSiDa315)が、小説版『機動戦士ガンダム』に登場する「RX-78-3 G-3ガンダム」からインスピレーションを得て、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』のガンプラ「HG 1/144 赤いガンダム」を改造。『GQuuuuuuX』の世界観にG-3ガンダムが存在したらというif設定の作品を公開し、そのユニークな発想と見事な完成度が大きな注目を集めています。

RX-78-3 G-3ガンダムといえば、小説版『機動戦士ガンダム』に登場するRX-78シリーズの3号機。エルメスとの激戦でRX-78-2 ガンダムが半壊した後、アムロ・レイが乗り換えてア・バオア・クー攻防戦に臨んだ機体として知られています。外観は2号機とほぼ同じですが、グレーを基調としたカラーリングと、関節駆動部に施されたマグネット・コーティングによる反応速度の向上が大きな特徴です。

今回のわたサイダーさんの作品は、「もし『GQuuuuuuX』の世界観にG-3ガンダムが存在したら?」という、まさに“脳内設定”からスタート。ベースキットにはシャアが駆る「赤いガンダム」のHGガンプラを選択し、G-3ガンダムの特徴である落ち着いた「グレーバージョン」へと見事に生まれ変わらせています。
真っ赤な「赤いガンダム」を、G-3ガンダム風のカラーリングにリペイント。塗装は「ロービジ(低視認性)ミリタリー風」のスタイルで、GSIクレオスのミリタリーモデル用塗料「Mr.カラー特色 呉海軍工廠標準色」と「同 佐世保海軍工廠標準色」を使用。差し色のライトブルーがアクセントとなり、実在の兵器のようなリアルで渋い質感を演出しています。


作品を細かく見ていくと、胸部やシールドには「G-3」のマーキングが施され、G-3ガンダムの要素がしっかりと盛り込まれているのがわかります。グレーとブルーを基調としたカラーリングは、濃淡の異なるグレーを巧みに使い分けることで、単調にならず深みのある仕上がりに。さらに、キットでは青紫色だったツインアイをイエローに変更したことで、より鋭い眼光を放っています。


ベースキットの「HG 1/144 赤いガンダム」はもちろん、既存の「RG 1/144 G-3ガンダム」とも一線を画す、独特の雰囲気をまとっています。ミリタリーテイストと終末感が融合した、まったく新しいスタイルのG-3ガンダムと言えるでしょう。


この力作には、Xユーザーからも「本当に公式で出てきそうな機体」「このカラーリングだけで質感が全然違う」「この配色、初めて見たときはゾクッとしたけど、独特の美しさがある」といった絶賛のコメントが寄せられています。

歴代の設定を独自の解釈で融合させるというクリエイティブな改造は、ガンプラ最大の魅力である「ガンプラは自由だ!」という言葉のロマンを改めて感じさせてくれます。わたサイダーさんのXでは、他にも素晴らしい作品が多数公開されているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
via: X 帳戶わたサイダー