タイ競馬が『ウマ娘』効果で奇跡のV字回復!? 現地ファンの熱気が国を動かし日本のネットでも話題に

Cygamesが展開する大人気コンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』。アプリゲームのリリースから爆発的な話題を呼び、アニメやグッズも大好評の本作は、今年でアプリリリース4周年を迎えました。6月末にはSteam英語版もリリースされ、欧米圏でも独自のブームを巻き起こしています。

しかし、その熱狂は欧米だけではありませんでした。最近X上で、とあるタイのユーザーが驚きの現状をポストし、日本のネットでも話題騒然となっているのです。なんと、衰退の一途をたどっていたタイの競馬が、『ウマ娘』にハマった若者たちのおかげで、人気がV字回復しているというのです!競馬場は今、とんでもない熱気に包まれているとのこと。

この投稿によると、もともとタイの競馬界は、正直もうオワコン寸前だったそうで、ほとんど誰も見向きもしない状況だったとか。ところが最近、『ウマ娘』をきっかけに競馬の魅力に目覚めた若いファンが続々と競馬場に足を運ぶようになり、人気がじわじわと回復。なんと、タイ競馬協会が競馬場でコスプレランニングイベントを開催するなど、以前では考えられなかったようなユニークな催しまで行われるようになり、界隈全体がめちゃくちゃ盛り上がっているとのことです。

Facebook上にあるタイ競馬のファンページには、このところ毎日のように新規ファンから「タイ競馬の歴史を教えて!」といったDMが殺到。そのあまりの反響に、協会公式も積極的に情報発信を始め、過去の名馬たちの物語などを紹介するようになったそうです。

もちろん、他の国や地域と同じように、タイの往年の名馬たちも、現地のファンによって次々と「ウマ娘化」。愛らしいキャラクターとしてデザインされ、オリジナル設定まで添えられています。

こうした二次創作を通じて、これまで知る人ぞ知る存在だった名馬たちの物語に光が当たり、多くの人々の注目を集めるようになりました。一昔前では考えられなかった現象が起きているのです。

ちなみに、タイの競馬には正式なグレード制がないため、「G1」や「G2」といった格付けのレースは開催されていません。しかし、現地で最高峰に位置づけられる「王室盃」というシリーズレースが存在します。このレースでは、軍楽隊が『国王賛歌』を演奏して開幕を告げるなど、非常に荘厳な雰囲気で行われるそうです。これは一度見てみたい!

タイのコスプレイヤー、khunbbie⁹⁹⁹ さん( @BambieBeneko ) によると、タイではどこへ行ってもコスプレイヤーを見かけるほどコスプレ文化が盛んだとか!誰もが自由に夢を追いかけられる場所だからこそ、コスプレ界隈の競争はガチで熾烈なのだそうです。

そして今、『ウマ娘』が競馬への関心を高めたことで、多くのファンがキャラクターのコスプレをして競馬観戦に訪れるようになり、ユニークで活気あふれるコミュニティが形成されています。

もともとは日本の競馬文化をベースに生まれた『ウマ娘』ですが、今や海を越え、各地で独自の進化を遂げています。以前ご紹介したアメリカのファンが亡き愛馬を擬人化したケースもそうですが、今回のタイのように、現地の競馬シーンそのものを活性化させてしまうとは…。ゲーム自体の面白さはもちろんのこと、その文化的な波及効果の大きさには、ただただ驚かされるばかりです。