8月15日・16日に開催された、日本最大級の同人誌即売会『Comic Market』(コミックマーケット106)。酷暑にもかかわらず会場は凄まじい熱気に包まれ、2日間で数十万人が来場しました。
そんな会場で、まるで駅の窓口をそのまま持ってきたかのような、とあるサークルのブースが大きな話題を呼んでいます。あまりの再現度の高さに、「一瞬コミケ会場にいることを忘れた」「完成度たけーなオイ!」といった驚きの声がSNSで続出しました。

このブースを出展したのは、同人サークル「内浦鉄道管理局」。イベント当日に「設営完了!」のひと言と共に投稿された写真には、度肝を抜く光景が写っていました。
一般的なサークルスペースといえば、長机に布を敷いて本やグッズを並べるスタイルがほとんど。しかし、彼らのブースはなんとスペース全体が「駅のきっぷうりば」そのもの! 制服姿のメンバーも相まって、まるで駅の一角がそのまま会場に現れたかのようです。「え、お仕事の合間に抜け出してきた…?」と見間違えるほどの完成度で、票箱や硬券を整理する木箱、日付印のスタンプ台まで、細部にわたるこだわりが光ります。「窓口の中って、きっとこんな感じなんだろうな」と思わせる圧倒的なリアルさです。
「内浦鉄道管理局」は、国鉄の制服を愛し、かつ『ラブライブ!サンシャイン!!』のファンでもあるメンバーによって2018年に結成され、現在17名で活動中とのこと。国鉄制服の研究のほか、イベントでは実際に制服を着用してその魅力を広める活動をしています。
このインパクト抜群な「きっぷうりばブース」が生まれたきっかけは、意外にも2020年のコロナ禍だったそうです。当時、イベント参加には飛沫防止パネルの設置が必須に。そこで彼らは「どうせ仕切りを置くなら、いっそ本物の窓口にしちゃおう!」と逆転の発想で制作をスタート。これが大成功し、現在では業者に特注したアクリル板に加え、実際に駅で使われていた払下げ品やメーカーから購入した本物の機材を使用するほどのこだわりっぷりです。



メンバーの方々が最もこだわっているのは「雰囲気作り」とのこと。ブースでは、昭和時代のきっぷうりばをイメージして作られた記念乗車券や定期券、さらには架空の時刻表なども頒布しており、訪れた人がまるでタイムスリップして切符を買うような体験ができるようになっています。


この完成度が高すぎる「きっぷうりばブース」はXで大きな反響を呼び、「こういうのがあるからコミケはやめられない」「ガチ勢すぎる」「こだわりがすごいw」といった絶賛のコメントが相次ぎました。

コミケと聞くと、同人誌やアニメ・漫画関連のサークルを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、会場にはこうした「異常なまでの多様性」を体現するユニークなサークルもたくさん存在します。次のC107は冬に開催予定。大人気のシャッターサークルだけでなく、こうした思わぬ出会いを求めて会場を散策してみるのも、コミケの醍醐味の一つではないでしょうか。
via: X 帳戶內浦鐵道管理局