最近、SNS上でCLAMPの名作『カードキャプターさくら』が再び話題になっています。きっかけは「さくらの両親が25歳と16歳で結婚した」という設定。この設定を現代の価値観と照らし合わせた賛否両論が巻き起こりました。
しかし、そんな議論とは別に、一部のファンからは「CLAMP作品に隠された承花因子」(『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎×花京院典明のカップリング要素)こそが重要なんだという声が浮上。「どう考えてもCLAMP作品の核心は承花」といったパワーワードまで飛び出し、かつてCLAMPが手掛けた承花の同人誌を思い出すファンが続出しています。

CLAMPに詳しいファンならご存知かもしれませんが、彼女たちはかつて承花に子供が生まれるという同人誌『ジョジョの奇妙な新婚生活』を発行し、1994年には自主制作アニメ「CLAMP IN WONDERLAND」にその子供を登場させたことも。まさに腐の魂全開でこのカップリングを推しており、その後のオリジナル作品にもそのエッセンスが受け継がれているのでは、と囁かれているのです。

あるネットユーザーは、CLAMP作品を純粋な視点で見れば「愛の多様性」や「マイノリティに優しい世界観」がテーマだと感じるとしつつも、一方で「汚れた」視点で見ると、その創作の核心はただ「承太郎と花京院が子供を産めるようにするため」の壮大な伏線であり、それこそが彼女たちのコアバリューなのだ、と考察しています。

実際に、『カードキャプターさくら』の設定にはこんな要素が隠されていると指摘する声も。
さくら→さくらんぼ→花京院の好物
小狼(シャオラン)→狼→千代の富士(ウルフ)→承太郎が好きな力士
雪兎がさくら(=花京院)を好きなのは、さくら自身が花京院だから結ばれることはない。
小狼が雪兎に赤面するのは? それは小狼=承太郎で、雪兎=花京院だから。
もはや義務教育の範囲ですね(?)。

また、CLAMP作品のキャラクターはシンプルに分類できるという意見も。
儚げな美形+緑の瞳+癖っ毛+赤髪+敬語 → 花京院因子
黒髪+寡黙+クール+無表情 → 承太郎因子
この法則に気づいてしまうと、全てのCLAMPキャラクターが線で繋がり始め、脳が宇宙的恐怖に包まれるのだとか。

CLAMPがキャラクターデザイン原案を担当した『コードギアス』でも、その因子はこっそり注入されていたと指摘されています。
ルルーシュ→承太郎
C.C.→花京院(緑髪)
ナナリー→花京院(失明設定)
カレン→花京院(赤髪)
スザク→花京院(癖っ毛)
まさに花京院因子のオンパレード。承花を嗜む者なら、このこだわりに気づくはず…!
これらの考察から、ファンはCLAMP作品が「愛の多様性」を描くと同時に、「溢れんばかりの承花二次創作スピリット」を内包していると考えているようです。中には「CLAMP作品の本質とは、自らの性癖を砂糖と香水でコーティングしたもの」と評する声も。その美しい作風の下には、底知れぬ性癖とカオスが渦巻いているのかもしれません。

「腐女子の目にかかれば、ガムテープと埃ですらカップリングが成立する」とはよく言ったもの。今回のCLAMP作品を巡る議論は、多くの承花ファンの魂を呼び覚ましてしまったようです。
とはいえ、こうした多様な解釈が生まれること自体が、CLAMP作品がファンにとって唯一無二の存在である証拠と言えるでしょう。「ロマンチックで美しい物語」として楽しむもよし、「隠された承花への愛を読み解く」もよし。こうした懐の深さこそが、長年にわたって高い人気を誇る理由なのかもしれませんね。
via: togetter