ジブリ『もののけ姫』エボシ御前の生死を巡り社内激論! 宮崎駿監督の鶴の一声で「生存」が決定していた!

1997年に公開され、スタジオジブリ作品の中でも特に人気の高い『もののけ姫』。主人公アシタカが目撃する人間と森の神々の衝突を描いた、ファンタジーでありながら自然への深いメッセージを込めた本作は、公開当時193億円という驚異的な興行収入を記録し、一時は日本映画の歴代興行収入トップに君臨しました。

そんな本作が先日、日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で放送されました。公式Xアカウントでは名場面のスクリーンショットが多数シェアされただけでなく、なんと「エボシ御前」の生死を巡って、制作チーム内で激しい議論が交わされていたという、とんでもない裏話が公開されたんです!

劇中に登場する「エボシ御前」は、製鉄の拠点であるタタラ場の女城主。多くの人々から尊敬を集め、冷静沈着で有能なリーダーとして描かれています。特に、隔離されたハンセン病患者たちを人間として扱い、彼らに生きる希望を与え、手厚く世話をする姿は印象的ですよね。

タタラ城を築くために森を伐採し領地を広げたことで、森の動物神や山犬の神モロの一族、そしてサンと対立することになります。しかし、その裏では女性や多くの病に苦しむ弱者たちを保護しており、朝廷に利用される形でシシ神と相打ちになってしまいます。モロの首に片腕を噛みちぎられるという壮絶な経験を経て、自身の過ちに気づき、村人たちと共にタタラ城の再建へと向かう姿は、まさに強さと弱さを併せ持つ人間そのもの。

公式Xアカウントでは、こんな風に綴られています。

「劇中でエボシ御前はモロに腕を噛みちぎられてしまいますが、実はプロデューサーの鈴木敏夫さんが『エボシは死んだ方がいいんじゃないか?』と提案したこともあったそうです。しかし、宮崎駿監督にとってエボシ御前は非常に重要なキャラクター。お二人はこの件で長時間議論を重ねたものの、最終的に宮崎駿監督が『ダメだ、エボシは死なない』と譲らなかったため、現在の結末になったとのこと。」

劇中では、自然と対立するエボシ御前に対して、多くの視聴者から賛否両論が巻き起こりました。「人間と森が平和に共存するための妨害者だ」という意見もあれば、「彼女は悪人ではなく、当時の朝廷に利用されただけだ」と擁護する声も。

しかし、今回の裏話で、エボシ御前というキャラクターの扱いについて、ジブリチーム内でも激しい議論があったことが判明しました。最終的には宮崎駿監督が「生かす」と譲らなかったわけですが、それだけこのキャラクターが監督にとってどれほど重要だったか、その重みが伝わってきますね。