2017年に発売された『バイオハザード7 レジデント イービル』は、シリーズ伝統の三人称視点から、臨場感あふれる一人称視点へと大胆なモデルチェンジを遂げ、没入感MAXの恐怖体験を提供しました。この変更は多くのファンから絶賛されましたが、その一方で「いや、怖すぎでしょ!」「心臓に悪いわ!」と、あまりの恐怖にプレイを断念する人が続出したのも事実です。
そして今回、シリーズ最新作となる第9作『バイオハザード レクイエム』のゲームディレクターを務める中西晃史氏が、この「怖すぎ問題」こそが、新作に三人称視点モードを導入した大きな理由であると明かしました。
海外メディア「GamesRadar」のインタビューに応じた中西氏によると、『バイオハザード7』での一人称視点の採用は、プレイヤーの没入感と恐怖を極限まで高めるための試みでした。その狙いは見事に成功し、メディアやプレイヤーからは「シリーズ屈指のホラー作品」との評価を得ました。しかし、その強烈すぎるプレッシャーが、一部のプレイヤーにとっては「やりすぎ」だったことも認めています。
「あまりの怖さに耐えきれず、途中でプレイを諦めてしまったり、そもそもプレイするのをためらってしまったりする方がいたんです」と語る中西氏。せっかくの物語を恐怖心から最後まで体験してもらえないのは残念だ、という思いから、今回の『レクイエム』では一人称視点と三人称視点の両方を実装し、プレイヤーが自分の「恐怖耐性」に合わせて選べるようにしたとのことです。
「もし一人称視点で始めてみて『うわ、キツい!』と感じたら、三人称視点に切り替えることで、一歩引いた視点からプレイできます。画面に映る主人公がプレイヤーの分身となってくれることで、恐怖が少し和らぎ、受け入れやすくなるはずです」
物語の舞台は、『バイオハザード3』で描かれたラクーンシティ消滅から30年後の世界。主人公はFBIのアナリストである「グレイス・アシュクロフト」です。これまでのシリーズに登場した歴戦の猛者たちとは異なり、グレイスには戦闘経験がほとんどありません。プレイヤーは物語を通して、彼女が困難に立ち向かい、少しずつ成長していく姿を見届けることになります。
『バイオハザード:レクイエム』は、2026年2月27日にPS5、Xbox Series X/S、そしてPC向けに発売予定です。
via: Games Radar