『パズドラ』のガンホー、株主が“糾弾サイト”を開設し経営陣と全面対決へ!「一発屋」「資産の無駄遣い」など辛辣な批判がネットで話題に

『パズル&ドラゴンズ』や『サモンズボード』などの人気ゲームでおなじみのガンホー・オンライン・エンターテイメントですが、収益は堅調なものの、近年の業績は伸び悩んでいる状況です。そんな中、株主から現社長の解任要求が突きつけられたり、元役員による資金の私的流用が発覚するなど、穏やかではないニュースが続いています。

株主と経営陣の対立が解決しない中、ガンホーの株主である投資会社ストラテジックキャピタルが、なんと特設サイトを公開。取締役会と社長の森下一喜氏を名指しで「経営手腕に問題あり」と批判し、来る臨時株主総会を前に、全ての疑問や株主提案を公にするという異例の事態に発展。この動きは日本のゲーマーたちの間でも大きな話題を呼んでいます。

このような「内部の攻防を白日の下に晒す」やり方は、日本の企業文化では非常に珍しく、多くの人が「一体どれだけこじれたら、こんな泥仕合になるんだ…」と事の成り行きを固唾をのんで見守っています。

投資会社ストラテジックキャピタルは現在、ガンホーの株式約8.5%を保有しており、9月24日に開催される臨時株主総会で、森下社長の解任や、取締役の解任決議要件の緩和などを提案する予定です。

この特設サイトがまた「火力マシマシ」で、森下社長に対する数々の辛辣なキャッチコピーが躍っています。これほど直接的で強烈な物言いは、日本のゲーム業界では前代未聞かもしれません。サイトで展開されている主な批判は以下の通りです。

市場からは「一発屋」と見なされている

「森下社長はガンホーの資産を無駄遣いしている」

経営は「無責任」かつ「不誠実」

歪んだ開発体制

社長への権力集中

取締役の保身のために解任のハードルが不当に高く設定されている

さらに、ガンホーの時価総額の91%が現金(ネットキャッシュ)であると指摘。これは、市場が同社の将来的な事業展開に全く期待していないことの表れだと断じています。『パズドラ』以降、長年にわたって投入されたリソースや開発プロジェクトから新たなヒット作がほとんど生まれておらず、市場からの評価が極めて低いのが現状です。ストラテジックキャピタルは「経営陣が刷新されない限り、市場がガンホーをディスカウント(過小評価)する状況は変わらない」とまで言い切っています。

企業と株主の意見が対立すること自体は珍しくありませんが、このようにウェブサイトや資料を通じて対立構造を完全に「見える化」する手法は、日本ではかなりレアなケースです。この臨時株主総会は、議決の結果はもちろんのこと、同社の「すべてを公にする戦略」が、今後の株主提案の新たなモデルケースとなる可能性も秘めています。

この一連の騒動は業界の注目を集めると同時に、多くのプレイヤーにガンホーの『パズドラ』における開発の行き詰まりや、企業統治(ガバナンス)の問題を改めて考えさせるきっかけとなりました。特に最近は『パズドラ』のゲームデザインの変遷に対してプレイヤーからの不満も多く、トップランカーや有名YouTuberが引退を表明するケースも相次いでおり、今後の動向が懸念されます。

via: Strategic Capital 特設網站