庵野秀明監督「どっちも偶然です(笑)」 劇場版『エヴァ』と『もののけ姫』、28年ぶりのリバイバル上映で再び“ニアミス”発生!

TVアニメ放送から30周年を迎えてもなお、絶大な人気を誇る『新世紀エヴァンゲリオン』。今も様々なコラボレーションが展開されており、その魅力は色褪せることがありません。

そんな中、先日発表された『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版シリーズ6作品のリバイバル上映が、奇しくもスタジオジブリの名作『もののけ姫』の4Kリマスター版上映と時期が重なることが話題に。実はこの2作品、28年前の初公開時も劇場で激突しており、この奇妙な偶然について、株式会社カラーの代表取締役社長である庵野秀明監督が自身のX(旧Twitter)で当時の裏話を明かしました。

まず、当時の状況を振り返ってみましょう。1997年7月19日に公開された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』は、庵野監督が師と仰ぐ宮﨑駿監督の『もののけ姫』(同年7月12日公開)と、まさかのニアミス公開となりました。

さらに、『もののけ姫』のキャッチコピー「生きろ。」に対し、『Air/まごころを、君に』のポスターに書かれた「だから、みんな死んでしまえばいいのに…」というフレーズは、あまりにも対照的で大きな話題を呼びました。

それから28年の時を経て、まさかの再演が決定。『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版シリーズのリバイバル上映と、『もののけ姫』4Kリマスター版の上映が、どちらも10月下旬からスタートするという奇跡の巡り合わせに、ネット上では「この因縁、断ち切れないなwww」と苦笑するファンが続出しています。

この偶然がネットで大きな話題となったことを受け、庵野秀明監督本人もXで次のようにコメントしています。

10月から始まる『もののけ姫』4K版の上映と、「月イチエヴァ」の上映時期が被っているのは、全くの偶然です。ちなみに、1997年の『もののけ姫』初公開時に旧エヴァ劇場版と時期が被ったのも、全くの偶然です。

『もののけ姫』といえば、昔ジブリへ見学に行った際、宮さん(宮﨑監督)がCGのテストショットをわざわざ見せてくれて、ものすごく自慢していたのを思い出します。あと、作監チェックの棚にあった絵コンテを見て、構図が甘い気がしたので「え?宮さん、これOKなんですか?」と聞いたら、「わかっとるわ!時間が無いんじゃ!」と、めちゃくちゃ怒られました。

それから、当時の旧エヴァ劇場版のアフレコ(AR)と『もののけ姫』のダビング(DB)が、同じスタジオで時期も被っていて。ARの合間にDBの作業室へ遊びに行ったら、山積みのお菓子を一緒に食べさせられたり(笑)。他にも色々とありましたが、今となっては全てが良い思い出です。

まさかの偶然が28年越しに再現されたことで、ファンからは「庵野監督と宮﨑監督、師弟の縁は本当に深い」「どちらも何度でも観たい名作」といった声が上がっています。

それにしても、当時の両作品のキャッチコピーの対比は、今見ても本当に秀逸で面白いですよね(笑)。