任天堂が再び鉄槌! 改造装置製作者に200万ドル賠償命令、機器も破棄へ


任天堂が、またしても海賊版や改造行為に対して強硬な姿勢を見せつけました。アメリカのワシントン州地方裁判所は先日、Nintendo Switchのゲームを不正に改造する装置を販売していたとして、Ryan Michael Daly氏に対し、任天堂へ200万ドル(約3億1000万円)の賠償金支払いを命じました。さらに、今後一切のデジタル保護回避行為を永久に禁じる判決を下しています。

海外メディア『GameSpot』が確認した裁判所文書によると、Daly氏が製造・販売していた製品は、「技術的保護手段(TPMs)を回避することを主目的」としており、任天堂のデジタル著作権保護システムを著しく侵害していたとのこと。裁判所は、これらの行為が任天堂アメリカ法人に対し「重大かつ回復不能な損害」を与えたと指摘しています。

金銭賠償に加え、裁判所はDaly氏に対し、今後一切の関連活動を禁じました。具体的には、他者への改造や海賊版に関する指南行為も含まれます。同時に、改造ビジネスに使用されていた全ての機器は差し押さえられ、破棄されるとのこと。これにより、再犯の可能性を完全に断ち切る狙いです。

実は、任天堂が個人や団体に厳しい処分を下すのは、これが初めてではありません。最も有名なケースの一つに、ハッカーのGary Bowser氏がいます。彼は海賊版組織への関与で実刑判決を受け、任天堂に1500万ドル(約23億3000万円)もの賠償金支払いを命じられました。出所後も、任天堂は彼の給与から全額が支払われるまで継続的に差し引くことを認められています。

さらに、任天堂は近年、エミュレーターや関連クリエイターへの取り締まりも積極的に強化しています。昨年だけでも、同社はYouTubeと協力し、任天堂のゲームやハードウェアのエミュレーションを披露する複数の動画クリエイターに対し、著作権侵害の警告を発しました。これにより、デジタルエンターテインメント市場における支配力をさらに強固にしています。

今回の判決は、任天堂が知的財産権の保護において一切の妥協を許さない姿勢を改めて示すものです。「バレなきゃOK」と高を括っている改造者たちにとっては、今回の裁判所の裁定と高額な賠償金は、まさに強烈な警告となるでしょう。次世代ゲーム市場において、海賊版や改造行為が生き残る余地は、ますます狭まっていくことを意味しています。


via: GameSpot