デジタルでのお絵描きやメモ書きに欠かせない「Apple Pencil」。イラストレーターをはじめ、多くのクリエイターにとって今や必須のツールですよね。
そんなApple Pencilにまつわる、ある投稿がX(旧Twitter)で大きな話題を呼んでいます。その名も「Apple Pencilの墓場」。モノクロの写真も相まって、なんとも物悲しくも美しい雰囲気を醸し出しています。小さな円形のケースに整然と並べられているのは、なんと使い古してダメになった大量のペン先たち!

この写真を投稿したのは、Xでイラスト作品を発表しているmiyaさん。約9ヶ月前にiPadを購入して以来、Apple Pencilを相棒にほぼ毎日イラストを描き続けてきたとのこと。その結果、これまでに削れてしまったペン先は、なんと16本!ズラリと並んだ姿は、まさにミニチュアの墓標のようです。
miyaさんによると、「自分のペン先の消耗が人より早いので、交換費用もバカにならない。だから、無駄遣いを戒める意味も込めて墓場を作ってみました」とのことです。
miyaさんは普段から、紙のような描き心地が特徴の「ペーパーライクフィルム」を愛用しており、さらにご自身の筆圧も強めなのだとか。そのため、ペン先の消耗が特に激しいそうです。交換のタイミングは、線が細くなりすぎて描きにくくなったり、ペン先が斜めに削れてしまったり、果ては内部の金属部分が露出してしまった時だといいます。
お絵描きをする方なら「あるある!」と頷いてしまうのではないでしょうか。ペン先はまさに消耗品。精度が落ちたり、描き心地が悪くなったりすると、創作のクオリティに直結するため、交換せざるを得ませんよね。

かつて鉛筆や万年筆のペン先が使うほどに摩耗していったように、現代のデジタルツールもまた同じ。miyaさんは、これらの使い古したペン先をただ捨てるのではなく、「共に創作してきた証」として大切に残しているのです。

「このペン先たちを見ても特に感慨はないですが、少なくとも絵を描かない人よりはたくさん描いてきたんだな、という確信にはなります」とmiyaさんは語ります。今後もペン先を交換するたびに、この「墓場」に納めていく予定だそうです。

この投稿には多くのネットユーザーから称賛の声が寄せられており、「道具を大切にする気持ちを思い出させてくれる」「当たり前だと思っちゃいけないな」といったコメントが集まっています。絵を描く趣味を持つ方なら、この気持ち、きっと共感できるのではないでしょうか。
16本の小さなペン先が並ぶ墓標。一見すると少しシュールな光景ですが、その裏には、毎日コツコツと描き続けた確かな軌跡が刻まれています。これは単なる物悲しい光景ではなく、クリエイターの努力を可視化した、胸が熱くなる記録なのかもしれません。