
いよいよ明日、2025年10月16日に発売を控える『ポケモンレジェンズ Z-A』。その海外メディアレビューが解禁されました。大手レビュー集積サイト「Metacritic」では、記事執筆時点で45件のレビューが登録されており、メタスコアは81点(100点満点)を記録。「概ね好評(Generally Favorable Reviews)」という上々の滑り出しを見せています。
多くのレビューで、『ポケモンレジェンズ アルセウス』の革新的なスピリットを受け継ぎ、新たなバトルシステムや密度のある都市探索といった要素に、開発を手がけるゲームフリークの野心的な姿勢が高く評価されています。一方で、グラフィックやコンテンツの奥深さについては、さらなる改善を求める声も上がっているようです。
中でもゲームメディア『VGC』は10点満点を付け、「ゲームフリークの創造性が再び証明された冒険」と絶賛。
同メディアは本作を「『X・Y』世代や古参ファンへのラブレター」と評し、新たに追加されたメガシンカシステムを「ぶっ飛んでいて最高に楽しい」と高く評価。終盤のバトルはやや簡単になりがちとしつつも、全体の中毒性の高いテンポを称賛し、「このクリエイティビティが続くなら、『レジェンズ』シリーズはポケモンの未来を担う最も期待できるシリーズになるだろう」と締めくくっています。
『RPG Site』は9点を付け、『アルセウス』が示した「ポケモン世界の新たな可能性」を『Z-A』がさらに押し広げたと評価。
「開発チームが実験的な試みを許された時、ポケモンは進化する。『Z-A』はその精神の象徴だ」と述べ、今後も単なるリメイクに留まらない、様々な世界観を探求する「レジェンズ」シリーズの登場に期待を寄せています。
『GamesRadar+』は8点を付け、本作を「ポケモンと暮らす日常をリアルに体験できる」作品と表現。アニメスタイルのリアルタイムバトルや、心温まるストーリーを「リアルな日常の一コマ(スライス・オブ・ライフ)」のようだと評価しました。
ただし、舞台がミアレシティに限定されるため、長時間のプレイでは風景が単調に感じられる可能性も指摘。それでもなお、「この世界に没頭する価値は十分にある」と結論付けています。
『ComicBook』も同じく8点を付け、「とにかくプレイしていて楽しい作品」とコメント。ジャンプアクションなどの操作性にややぎこちなさを感じつつも、ゲーム全体のテンポはスムーズだと評価しています。また、メインストーリーは『スカーレット・バイオレット』よりもストレートでありながら、豊富なサブクエストや隠し要素によって、クリア後も長く楽しめるボリュームになっている点を強調しました。
『IGN Italia』は7.5点を付け、「完全な革命ではないが、それでも優れたポケモンゲームだ」と評価。新たなバトルシステムとメガシンカの復活がバトルに深みを与え、舞台設定も新規プレイヤーに優しいと分析しています。
一方で、Nintendo Switchというハードの制約からグラフィック面での物足りなさを指摘。パフォーマンスは安定しているものの、「もっと素晴らしい作品になるポテンシャルを秘めていただけに、少し惜しい」と、シリーズの快作であると認めつつも、さらなる高みを期待するコメントを残しました。
対照的に、『Eurogamer』はやや厳しめの6点を付けています。ミアレシティの設計に物足りなさを感じたとしつつも、「近年の作品よりも焦点が絞られており、ユーモアのセンスも光る」「楽しさを取り戻した原点回帰」とポジティブな面も評価。
理想にはまだ届かないとしながらも、近年賛否が分かれることの多かったポケモンシリーズにおいて、『Z-A』は「希望の光が見えた」作品だと評しています。
各メディアのレビューを総括すると、『ポケモンレジェンズ Z-A』は懐かしさと新しさを巧みに融合させ、安定した評価を獲得したと言えそうです。革新的なバトルシステム、深みのある都市探索、そしてシリーズの精神を継承した点が高く評価されており、ゲームフリークが創造性への挑戦を再開した一歩として受け止められています。グラフィックやゲームテンポに課題は残るものの、本作が『ポケモンレジェンズ』シリーズのポテンシャルが、まだまだ尽きていないことを証明したと言えるでしょう。
via: Metacritic