ゲームセンター好きなら誰しもが一度は夢見る「家にアーケード筐体があったらなぁ……」。そんな夢を、それも1台どころか「自宅ゲーセン」と呼ぶにふさわしい規模で実現してしまった猛者がXに現れ、話題を呼んでいます。その光景は、もはやゲームセンターを丸ごと自宅に持ってきたかのようです。
投稿主のりむにょん(@gouman_rche)さんは、自宅の裏にあるガレージを大改造。そこには、本物のゲームセンターと見紛うほどの「自宅ゲーセン」が広がっていました。
中には「ポップンミュージック」や「beatmania」、「GITADORA」といった音楽ゲームの筐体がずらり。さらには、『GUILTY GEAR』や『THE KING OF FIGHTERS』などの対戦格闘ゲームも設置されています。
ゲーム筐体だけでなく、壁に貼られたポスターやテーブル、椅子の配置に至るまで、ゲームセンターの雰囲気を完璧に再現。
写真だけ見ると、ここが「個人の住宅」の一部だとは到底信じられません。



りむにょんさんは元々、大のゲームファンで、ゲームセンターに強い憧れを抱いていたそうです。転機が訪れたのは2024年の夏。家庭用アーケード筐体ブランド「ARCADE1UP」のマシンを格安で手に入れたことを皮切りに、行きつけだった閉店するゲームセンターから廃棄予定だった本物のアーケード筐体を譲り受けたことで、「自宅ゲーセン」計画が本格的に始動したとのこと。

とはいえ、筐体を手に入れてもすぐに遊べるわけではありません。1年以上放置されて故障しているものも多く、修理は必須。家庭用電源では動作しないため、回路やソフトウェアの改造も必要だったそうです。りむにょんさんは家庭用ゲーム機の修理経験はあったものの、アーケード筐体の構造には不慣れ。そこで、資料を調べたり、詳しいネットユーザーに教えを請うたりしながら、情熱と根気で少しずつ完成させていきました。かかった費用は、筐体本体(自身で運搬)に約35万円、修理・改造・基板の購入などに約50~60万円で、総額100万円以内に収まっているとのことです。

写真に写っている筐体はすべて稼働可能ですが、普段は遊びたい数台だけを起動しているとのこと。電気代はPS5やハイスペックPCで遊ぶのと大差ないそうです。「仕事終わりや休日の午前中に、ゲーセンに行く感覚でまったり遊んでいます。大画面でYouTubeを観ることもあり、自分の部屋でくつろぐのと同じくらい快適です」と、りむにょんさんは語ります。
アーケードゲームだけでなく、PS3やSteam、Nintendo Switchなどの家庭用ゲームもここでプレイするとのこと。この「自宅ゲーセン」は、もはや単なるゲームセンターの再現を超え、彼にとっての「究極のゲーム空間」となっているのです。

この夢のような光景に、ネットユーザーからは羨望の声が殺到。多くの人にとって思い出であり夢でもあるアーケード筐体が自宅に並ぶ様子に、「すごすぎる!」「羨ましすぎる!」「もはや家じゃないwww」といったコメントが多数寄せられています。

ここはあくまでりむにょんさんの個人的な趣味の空間ですが、彼自身は一種の使命感も感じていると話します。「外部に開放して営業する場所ではありませんが、こうしてみんなで楽しめるゲームセンターの雰囲気は、本当に残していくべきものだと思っています」。
彼の「自宅ゲーセン」は、一人のファンの夢を実現しただけでなく、アーケードゲーム文化への愛と、その継承の形なのかもしれません。