スタジオジブリが今年で設立40周年を迎えるのはご存じでしょうか? 数えきれないほどの傑作を世に送り出し、きっと誰もがお気に入りの一本を持っているはずですよね。
しかし、実は日本国内でジブリ作品を観るのは至難の業。合法的なオンライン視聴手段がほぼ皆無なんです。「今の子どもたちはジブリ作品を観られない」と嘆く声も聞かれるこの状況が、最近SNSで大きな話題となっています。

話題のきっかけとなった投稿主は、現在、ジブリ作品を観る方法はたった3つしかないと指摘。「テレビ放送を待つ」「ディスクを購入する」または「ディスクをレンタルする」のいずれか。もはやディスクは絶滅危惧種レベルで、「今の子どもたちがジブリ作品に触れるのは本当に難しい」と嘆いています。

さらに投稿主は、現代の若者を取り巻く環境は昔とは違うと説明。「今どきの家庭にはテレビがないことも珍しくないし、ディスクって何?ってレベルの子もいるはず」と。この意見には多くの共感が寄せられています。

多くのユーザーからは、ジブリ作品がNetflixやAmazon Prime Videoといった主要なストリーミングサービスに一切ラインナップされていない現状に、視聴のハードルがとんでもなく高いとの声が。中には「先日、母と『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』を観ようとしたら、どこにも配信されてなくて絶望した」といった声も聞かれました。

さらに驚くべきは、海外の多くのストリーミングサービスではジブリ作品が見放題なのに、肝心の日本国内では一切配信されていないという事実。この不可解な戦略に、理解に苦しむといった意見が多数寄せられています。

多くのユーザーが指摘するように、今どきの若い家庭ではDVD/Blu-rayプレイヤーを持っていないことがほとんど。レンタルショップも絶滅寸前です。「うちにも子どもがいるけど、近所にレンタル店はないし、オンラインでは見られないしで、結局別の作品を観るしかない」という声も。また別のユーザーは、「今の車にはディスクドライブがないから、『となりのトトロ』を車で流すなんてこともできない」と、さらに状況の厳しさを語っています。

さらに、こんな嘆きの声も。「今の子どもたちが抱くジブリのイメージって、最悪の場合、SNSで老人がAI生成したようなイラストになっちゃうのか……」。これはマジで勘弁してほしいところですね。

この議論は大きく二つの意見に分かれています。一方は「観たいなら買えばいいじゃん。昔はそれが当たり前だったし、それが正常な対価の支払い方でしょ」というもの。しかし、これに対し反論する声も多数。「お金の問題じゃない。今どきの生活環境では不便すぎるんだよ。タブレットにディスクドライブはないし、家にプレイヤーもない。観たくても観られないんだ」と。実はスタジオジブリの最大株主は日本テレビ(NTV)。そのため、ネットユーザーからは「日テレが視聴率を守るために、作品のストリーミング配信にGOサインを出さないのでは?」という推測が飛び交っています。国内では頑なに非公開なのに、海外ではバンバン配信されているという、なんとも奇妙なIP戦略になっているわけです。

世界中でストリーミング化が進む時代に、ジブリが日本国内でのデジタル配信を頑なに拒否し続けている現状。国内では「有名なのに観られない」という、なんとも奇妙な状態に陥っています。さすがに「ジブリが新世代にとって意味のないものになる」とまで悲観する必要はないかもしれませんが、そろそろ配信解禁について真剣に議論する時期に来ているのかもしれませんね。
via: togetter