コナミによる『ウマ娘』特許権侵害訴訟、Cygamesとの和解が成立し早期解決へ

今もなお絶大な人気を誇る育成シミュレーションゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』。今年2月には4周年を迎えましたが、2023年にはコナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)から特許権を侵害しているとして提訴され、40億円の損害賠償などを求める法廷闘争に発展していました。

Cygamesは11月7日、KONAMIとの間で争われていた『ウマ娘 プリティーダービー』に関する特許権侵害訴訟、および本訴訟の対象特許について申し立てていた無効審判について、和解が成立したことを発表。2023年から続いていた法廷闘争は、ついに幕を下ろすこととなりました。

公式サイトでは「当社に対する訴訟の和解に関するお知らせ」と題した声明を発表。その中で、「2023年3月31日に株式会社コナミデジタルエンタテインメントより当社に対して提起された特許権侵害に関する訴訟につきまして、当社は、本件訴訟の対象特許全18件について、特許無効審判を順次請求しておりました」と、これまでの経緯を説明しています。

Cygamesは、「当社は、『ウマ娘 プリティーダービー』が特許権を侵害する事実はないものと考えており、その見解を訴訟において主張してまいりました」と、一貫して侵害を否定してきた姿勢を強調。その上で、紛争の早期解決や、ユーザーが安心して長くゲームを楽しめる状況を作ることなどを総合的に勘案し、和解という決断に至ったと説明しています。なお、具体的な和解条件については、守秘義務により非公開とのことです。

声明の最後には、「当社は、コナミデジタルエンタテインメント様をはじめとするゲーム業界の先駆者の方々のこれまでのご尽力と、素晴らしいゲームコンテンツの数々を、心より尊重しております。今回の和解を機に、ゲーム業界全体のさらなる発展に寄与できるよう、改めて尽力してまいりたい」と述べ、業界の発展に貢献していく姿勢を示しました。そして、「Cygamesは、これからも世界中の皆様に楽しんでいただけるようなコンテンツを創り出すことに、より一層邁進してまいります」と締めくくっています。

この訴訟問題は、2023年にKONAMIが『ウマ娘 プリティーダービー』のゲームシステムなどが特許権を侵害しているとしてCygamesを提訴したことに端を発します。当時Cygamesは、「コナミデジタルエンタテインメントとは、特許権に関する協議を誠意をもって行ってまいりましたが、当社の見解が受け入れられるには至らず、訴訟を提起されることになりました」とコメントしており、両社の主張は平行線をたどっていました。

今回の発表で法廷闘争に終止符が打たれた形ですが、和解の具体的な内容は明かされていません。とはいえ、両社が和解という道を選んだことは、多くのトレーナー(プレイヤー)にとっても、ひと安心といったところではないでしょうか。

(当時KONAMI側が主張していた侵害内容については、こちらの記事で詳しく解説しています:KONAMIがCygames『ウマ娘』の特許権侵害を主張、その具体的な内容が明らかに



via: Cygames官方網站