アニメ『トップをねらえ!』『ふしぎの海のナディア』『新世紀エヴァンゲリオン』、実写映画『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』など、数々の名作を手がけてきた庵野秀明監督。
かつては「無頓着」なイメージもあった名監督ですが、先日、X(旧Twitter)でファッション編集者の山下英介さんが庵野監督のスーツ姿を絶賛する投稿が話題に。記者会見での着こなしが「高水準」で、仕立ての良さが際立っていると「トップクラスのスーツ」だと指摘し、大きな反響を呼んでいます。

山下さんは「どうでもいい話ですが」と前置きしつつも、庵野監督が着用していたスーツの仕立ての良さに感嘆。「襟のステッチから端の処理まで、本当にレベルが高い」と語り、そのクオリティはKiton(キートン)やBrioni(ブリオーニ)といったヨーロッパの一流高級ブランドに匹敵するのではないかと推測。見る者を唸らせるほどの逸品だったようです。
他のネットユーザーからも、「ジャケットだけでなく、シャツの襟のロールや袖のシワから生まれるドレープ感も、生地の質の良さを物語っている」「光沢を見ただけで高級品だとわかる」といった声が上がり、その完成度の高さから「適当に着た感じがしない」と絶賛されています。

しかし、多くの人が「庵野監督本人が、ファッションに気を遣うタイプには見えない」と笑いを誘っています。「いい服を着せられているだけで、本人は何も気にしてなさそう」「若い頃の姿を思うと、さらに面白い」といったコメントが殺到し、そのギャップに萌える(?)声も多数見受けられました。

さらに、1985年、25歳当時の庵野監督が雑誌に登場した際の写真も発掘され、その服装やスタイルは……まさに世間の「庵野像」そのもの(笑)。島本和彦先生の漫画『アオイホノオ』に登場する庵野監督も、まさにこんな雰囲気でしたよね。

議論が白熱するにつれて、話題はある共通認識へと収束していきました。それは、このハイクオリティな着こなしは、十中八九、奥様である安野モヨコ先生の功績だろう、というもの。多くのネットユーザーが「庵野監督の服は全部、安野モヨコ先生が選んでる」と断言。さらに、「身長が高く(約180cm)、スタイルも良いから、既成のスーツでは合わないことも多いはず。だからこそ、奥様の丁寧なセレクトが光る」といった意見も寄せられました。

また、「庵野監督は若い頃、『服がボロボロになるまで着て、風呂に入る時以外は着替えない』と評されていた」という過去を思い出すユーザーも。「もし奥様が身の回りの世話をしていなければ、今もきっと自由気ままなスタイルだっただろう」と推測する声も上がっています。
さらに、安野モヨコ先生の漫画『監督不行届』では、夫婦でArmani(アルマーニ)にスーツを試着しに行った際、庵野監督が試着室の外でウルトラマンポーズを連発し、奥様がひたすら謝るというエピソードが描かれており、ファンからは「まさにこれ!」と、夫婦の微笑ましいやり取りとして語り継がれています。

まさかファッション編集者から着こなしを絶賛されるとは、庵野監督もファンも想像だにしなかったことでしょう。果たして奥様のコーディネートなのか、それとも監督自身の心境の変化なのか……。真相は、庵野監督が語ってくれる日を気長に待ちましょう(笑)。
via: togetter