70周年を迎えた怪獣王『ゴジラ』。公式からは様々な関連企画が続々と発表されており、ゴジラシリーズ31作目となる最新映画として、『ゴジラ-0.0』の制作が正式にアナウンスされました。監督は『ゴジラ-1.0』に引き続き山崎貴氏が務めます。
数々の大ヒット作を生み出してきた東宝株式会社は、先日2026年2月期 第3四半期(3月~11月)の決算を発表。その中で「ゴジラ」シリーズの売上高が急成長していることが明らかになりました。特に近年のデータはまさに右肩上がりで、70周年を迎えたIPの底力を見せつけています。

東宝が公開した「ゴジラ」シリーズの売上データによると、2017年から2023年2月期までは年間約30億円前後で推移していました。しかし、2024年2月期には一気に倍増して60億円を突破、さらに2025年2月期には120億円の大台を突破するという、まさに異例の成長スピードを記録しています。

東宝によると、ゴジラシリーズの収益は主に「劇場公開」「二次利用」「デジタル配信」「商品化」「ライセンス」の5つの柱で構成されているとのことです。
この度の売上爆増は、主に『ゴジラ-1.0』や『ゴジラxコング 新たなる帝国』の大ヒットが牽引しており、特に興行収入とデジタル配信での収益が大きく貢献しました。また、2024年11月からスタートした70周年アニバーサリーイヤーに合わせて、様々な記念企画やプロモーションが展開されたことも、シリーズ全体の勢いをさらに後押ししました。

2025年2月期時点で、ゴジラシリーズの海外売上比率は39.6%に達しています。
この躍進の主な要因としては、『ゴジラ-1.0』の北米での大ヒットや、8月に発売された「ゴジラカードゲーム」が日本、北米、アジア、ヨーロッパなど世界各地で同時展開されたことが挙げられます。リアル店舗の展開も積極的で、9月には海外初の常設店「ゴジラ・ストア Taipei」をオープン。現在、店舗数は国内5店舗、海外1店舗となっており、今後はマレーシアのクアラルンプールへの出店も決定するなど、海外展開のペースを加速させています。

2025年4月に発表された中期経営計画において、東宝は今後3年間でゴジラIPに約150億円を投資することを発表しました。70周年という絶好の機会を捉え、従来の「映像コンテンツ事業」から、IPを中核としたビジネスモデルへの転換を加速させています。

最近では社内体制も強化され、専門部署である「ゴジラ室」を新設。今後の重点戦略として、以下の項目が挙げられています。
山崎貴氏が監督・脚本・VFXを務める完全新作映画『ゴジラ-0.0』
ゴジラの新作アニメーションの企画・製作
家庭用ゲームやスマートフォン向けゲームなど、プラットフォームにとらわれない多角的な展開
あらゆるプラットフォームで攻勢をかけることで、「ゴジラ」というブランドのグローバルな価値を継続的に高めていくという明確な目標が示されています。


70年という長い歴史を経てもなお、その勢いは増すばかりのゴジラIP。東宝の本気度が伝わってきますね。怪獣王がこれから世界でどんな大暴れを見せてくれるのか、今後の展開からも目が離せません!
via: 東寶官網