『僕のヒーローアカデミア』とのコラボ企画がきっかけで、『名探偵コナン』が中国で思わぬとばっちりを受けているようです。『ヒロアカ』が中国を侮辱する意図を持つ作品と見なされたことから、関連イベントでは『コナン』の関連グッズ販売やコスプレも禁止される事態に発展しています。
さらに、昆明市で開催される「雲南国潮動漫遊戲嘉年華」では、『ヒロアカ』と『コナン』に加えて、新たに『ポケモン』関連のコンテンツもイベント内での展開を一切禁止するとの告知が発表されました。この動きはさらに拡大しており、一部のコラボブランドでも『ポケモン』に対するボイコットの動きが見られます。

これはイベント主催者「GSCG動漫展組委会」が発表したもので、「国家の尊厳と民族の感情を守るため」として、『名探偵コナン』、『ポケモン』、そして『僕のヒーローアカデミア』に関連するコンテンツを「雲南国潮動漫遊戲嘉年華」で禁止するとしています。
発表された主な内容は以下の通りです。
民族的立場の維持:国家の尊厳を守り、民族の感情を最優先する。特定コンテンツの禁止:『名探偵コナン』、『ポケモン』、『僕のヒーローアカデミア』関連のコスプレ、展示、販売行為を禁止。イベント日時と場所:雲南国潮動漫遊戲嘉年華は2026年2月8日~9日、昆明滇池国際会展センター10号館にて開催。遵守の呼びかけ:全ての参加者に規定の遵守を求め、愛国的で健全なイベント環境の創造に協力するよう呼びかける。

この動きはイベントだけに留まらず、中国国内のユニクロやスポーツブランドの「李寧(リーニン)」でも、過去に販売された『ポケモン』とのコラボ商品が店頭から下げられているとの情報も。明確な理由は発表されていませんが、現在の一連の動きと無関係ではないと見られています。

『ポケモン』がボイコットの対象となった発端は、先日靖国神社で子供向けのポケモンカード体験イベントが開催されたことにあります。この件が中国のネットユーザーの間で大きな波紋を呼び、靖国神社という場所の敏感さから強い反発を招きました。その後、ポケモン公式が「開催は不適切だった」として謝罪しイベントを中止しましたが、中国国内での抗議の声は収まらなかったようです。
▼ 1月末に発表された、ポケモン公式によるお知らせ。

この一連のボイコットに対し、日本のネットユーザーからは「日本国内のイベントなのに、なぜそこまで…?」と困惑の声が上がっています。中国に直接影響のない国内イベントが、これほど大きな騒動に発展したことに理解が追いつかない、といった意見が多く見られます。
『名探偵コナン』、『ポケモン』、そして『僕のヒーローアカデミア』という人気3作品が中国で相次いでボイコットの対象となる中、この一連の騒動が今後どのような影響を及ぼすのか、引き続き注視が必要です。