『龍が如く 極3/龍が如く3 外伝 Dark Ties』海外レビュー解禁!評価は賛否両論、リメイクの方向性やコンテンツの取捨選択が最大の争点に

発売を目前に控えた『龍が如く 極3/龍が如く3 外伝 Dark Ties』ですが、海外メディアによるレビューが解禁され、その評価は大きく分かれる結果となりました。

海外のレビュー集積サイト「Metacritic」では、41のメディアレビューに基づき、メタスコアは75点を記録。まずまずのスコアではあるものの、シリーズがこれまで打ち立ててきた高い評価には一歩及ばない結果となっています。この反応を受け、今回のリメイクが『龍が如く3』に真の進化をもたらしたのか、改めて問われることになりそうです。

多くのメディアが共通して評価しているのが、大幅に刷新されたバトルシステムです。『GamesRadar+』は8点の高評価を付け、「バトルと“イクメン”要素が融合した、シリーズならではの爽快感と温かみは健在」とコメント。リメイクの方向性自体は評価しつつも、次のように手厳しい指摘もしています。

「追加シナリオ『Dark Ties』は蛇足気味で、物語への貢献度が低く、かえって体験を損なっている」

一方、『Wccftech』は7.9点を付け、「原作のコンテンツを大幅に削除し、代わりに『峯義孝 Dark Ties』を収録した取捨選択は、物語にダメージを与えている」と指摘。本作が抱えるデザイン上の迷いを象徴していると分析しています。

『TechRadar Gaming』も7点を付け、刷新されたバトルシステムを「ストレス解消に最適でリズミカル」と評価。沖縄の舞台や養護施設「アサガオ」の描写も魅力的とし、「『Dark Ties』は悪役の動機を補完するのに成功している」と肯定的な見解を示しました。

しかし、「一部のサブストーリーが単調」「グラフィックのディテールやシナリオの改変に疑問が残る」といった点から、シリーズの傑作群には及ばないと結論付けています。

『IGN』も同じく7点を評価。「全体として『龍が如く3』の成功したリメイク」としながらも、「子供たちとの交流が追加されたことで、退屈だったパートに感情的な深みが生まれた」「骨の折れるストリートファイトが、ダイナミックで楽しいものに進化した」と改善点を挙げています。

ただし、「『Dark Ties』は冗長で水増し感が強く、ローグライクモードでかろうじて面白さを保っているに過ぎない」と、完成度については他のシリーズ作品に一歩譲るとの評価です。

最も辛口な評価を下したのは『GameSpot』で、スコアは6点。「蛇足なシナリオ改変、物議を醸すキャスティング、そしてビジュアルの均質化が、リメイクとしての“疲れ”を感じさせる」と痛烈に批判しています。

記事ではさらに、ミニゲームやアクティビティからは、かつて『龍が如く0』がシリーズを再興させた時のような輝きは感じられないとし、「シリーズが過去の栄光から抜け出せずに停滞していることの象徴だ」とまで言い切っています。

総じて、『龍が如く 極3/龍が如く3外伝 Dark Ties』は失敗作ではないものの、理想的なリメイクとは言い難い、というのが大方の見方のようです。セガおよび龍が如くスタジオにとって、今回の賛否両論の評価は、シリーズの未来を占う上で重要な試金石となるでしょう。今後の作品でどのような舵取りを見せ、ファンの信頼を再び勝ち取ることができるのか、その動向が注目されます。