最近、「成人向けビデオのモザイク処理」というアルバイト経験が、日本のX(旧Twitter)で大きな話題になっています。とあるXユーザーが、この仕事に就いた当初は「意外と簡単かも?」と思っていたものの、わずか5日でその過酷さを痛感。「この世には、AIに取って代わられても全然OKな仕事ってあるよね?」と思わず漏らした投稿が発端です。
この経験談は瞬く間にネットで拡散。「え、そんな仕事あるの!?」と驚く声が上がる一方で、同じ業務経験者からの「わかるわー」といった共感の声も多数寄せられています。

投稿主さんによると、この仕事は画面に映る男女のプライベートな部分を長時間凝視し、スローモーションでコマ送りしながら、一コマずつ丁寧にモザイクをかけていくというもの。1日8時間、ひたすら同じような映像を見続ける作業は「マジで人生を疑うレベル」だとか。もしAIがこの作業を代行してくれるなら、仕事がなくなっても全然構わないと語っています。
とはいえ、仕事内容はハードながらも、職場の雰囲気は良く、同僚も優しい人ばかりで、おやつを分けてくれることもあるそう。「もう少し頑張ってみようかな」と踏ん張っているようです。
▼モザイク処理のイメージ図。

この投稿が公開されるやいなや、多くの共感を呼び、「毎日8時間プライベートな部分を見ている人だからこそ言える言葉だわ」と納得する声も。また、「AIと雇用の未来について何百ページも論文を書く学者より、『AIに取って代わられても全然OK』って彼女の一言の方が説得力ある」と笑う人も。投稿主さん自身も「これ、人間がやる仕事じゃないでしょ(暴言)」と自虐気味にコメントしています。

投稿には、なんと「モザイク処理の先輩」たちも続々登場。経験者からは「モザイクはほぼ手作業。トラッキング機能を使ってもズレまくるから、結局はコマ単位で修正する羽目になる」という証言が。たった10分の映像でも精神的にかなり消耗するそうで、長時間の素材となると推して知るべし、といったところでしょうか。

さらに、「屋外撮影の映像はもっと大変。背景が複雑だから、偶然映り込んだ通行人や動物まで処理しなきゃいけない」という声も。中には、野外ロケで「画面に映った鹿にまでモザイクをかけた」という猛者までいるとか。複数人での絡みや群衆シーンなんて、もう「発狂レベル」だそうです。

議論の中では、「AIによる画像認識技術が進んでいるとはいえ、コンピュータが『ちょうどいい』モザイク範囲を正確に判断するのは、実はかなり難しい」という意見も。境界線やフィット感に対する人間の直感的な判断は、現状ではまだ完全にAIに置き換えるのは困難なようです。
そして、あるユーザーの「今やAIはモザイクを『除去』する方に使われてるのに、人間は『追加』してるって、なんかブラックジョークみたいだよね」という苦笑交じりの指摘には、思わず納得してしまいます。

この一連のやり取りには、大勢のネット民が「まさか、こんなに経験者がいるとは!」「世の中には本当にいろんな仕事があるんだなぁ」と驚きと感嘆の声を上げています。一部の「ちょっとやってみたいかも?」という声に対して、投稿主さんは「マジでおすすめしない……」と正直な感想を漏らしていました。
via: togetter