pixiv、利用規約を改定! AI生成の未申告やタグの悪用、大量投稿は禁止行為に。悪質な作品は検索結果から非表示も

イラストやマンガ、小説などの投稿・閲覧ができるクリエイター向けSNS「pixiv」が、2月18日にガイドラインの改定を発表しました。今回の改定では、作品の大量投稿による荒らし行為や、不適切なタグ設定(例:AI生成作品なのに未申告、年齢制限やオリジナル設定の偽装など)が新たに禁止行為として明記されています。この新ガイドラインは3月18日より施行される予定で、ユーザーの間で大きな話題を呼んでいます。

今回のガイドライン更新は、今後pixivの作品検索に実装される新機能と連動するものです。この新機能により、「規約やガイドラインに違反している可能性が高い作品」を検索結果に表示させない設定が可能になり、ユーザー体験の向上が図られます。

pixiv運営によると、閲覧数や「いいね!」を稼ぐ目的で、作品内容とは異なる情報を意図的に設定するユーザーや、宣伝目的で短時間に大量の作品を投稿してタイムラインを埋め尽くすといった行為が確認されているとのこと。こうした行為は、他のユーザーが作品を見つける機会を妨げ、クリエイターの創作意欲を削ぐ原因にもなると指摘しています。

運営は、最近特に宣伝目的での大量投稿や、閲覧数稼ぎのための不適切なタグ・カテゴリ設定が目立ち、プラットフォーム全体の利便性を損なっていると判断。この状況を改善すべく、今回の規約改定に踏み切ったとしています。

これまでも「作品と無関係なタグの追加」は禁止されていましたが、今回の改定でその内容がより具体的に示されました。以下の情報の不適切な設定が違反行為にあたります。

年齢制限

オリジナル作品か否か

AI生成作品か否か

作品のジャンル、タグ

その他、投稿に関する情報

作品に設定する情報が、その内容と一致しない場合はすべて違反とみなされます。さらに、大量投稿に関する規定も更新。「禁止作品の大量連続投稿」という限定的な表現から、他のユーザーの利用体験に影響を与えたり、サーバーに負荷をかけたりする大量投稿行為全般を禁止する、とより明確な表現に改められました。

運営は3月頃に新機能を実装予定で、システムが「規約違反の可能性が極めて高い」と判断した作品については、検索結果から自動的に非表示にする措置が取られる可能性があるとのこと。判断は、作品情報や投稿者の行動パターン、検索システムへの影響など、複数の要素を総合的に分析して行われます。悪用を防ぐため、具体的な判断基準は公開されませんが、誤判定を最小限に抑えるための検証も並行して進められるとしています。

もちろん、普通に創作活動を行っている大多数のユーザーにとっては、今回の改定は大きな影響はないでしょう。AI生成作品であることや年齢制限などを正しく設定し、宣伝目的で大量投稿するなどの行為をしなければ、これまで通り創作に集中できます。あくまで、作品情報と内容が一致しない不適切な投稿を防ぐための措置と言えそうです。

一方で、ユーザーからは「システムが本当にこれらの違反行為を正確に見分けられるのか?」といった、判定の精度を疑問視する声も上がっています。特に、現在pixiv上で急増しているAI生成作品については、多くのユーザーが閲覧体験に影響が出ていると感じており、違反作品の非表示化だけでなく、AI生成作品そのものをミュート(非表示に)する機能の実装を望む声も根強いようです。


via: pixiv