『新世紀エヴァンゲリオン』30周年を記念し、2月21日から23日までの3日間、横浜アリーナで大型記念イベント「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」が開催され、まさにファンにとって夢のような祭典となりました。
会場の目玉となったのは、制作陣と声優陣によるトークセッション。アニメのストーリーや制作秘話が次々と飛び出しました。中でも、アスカ役の声優・宮村優子さんが「最も印象に残っているシーンは?」と問われ、「怖くて見返せないシーンがある」と苦笑い。その矛先が庵野秀明総監督に向けられると、なんと庵野監督は「あれは鶴巻(和哉)くんの演出だから」とまさかの一言! 会場は一気に笑いとどよめきに包まれました。

宮村さんが語った「怖くて見返せないシーン」とは、旧劇場版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』で、アスカが駆るエヴァ弐号機が量産機に囲まれ、凄惨な末路を辿るあのシーンのこと。そのあまりにも衝撃的な描写に、宮村さんは「人間の考えることじゃない!」と当時を振り返り、ツッコミを入れました。

この伝説的なトラウマシーンについて話を振られた庵野秀明監督は、すかさず「あれは鶴巻くんの演出」と即答。見事に鶴巻和哉監督へ責任をパス! 実際、当該シーンが含まれる『Air』では、TVシリーズで副監督を務めた鶴巻氏が監督を担当しており、庵野監督は脚本に専念していたため、あながち間違いではない…のかも?

さらに、赤木リツコ役の山口由里子さんも、TVアニメ版第23話で「リツコがSEELEの前で全裸で尋問される」シーンについて「本当に辛かった」と告白。「庵野さん、ひどい!」と冗談めかして言うと、庵野監督はまたもや「あれも鶴巻くん」と返答。
これには鶴巻監督も「脚本は庵野さんじゃないですか…」と困り顔。すると庵野監督は「でも、脚本通りに演出してないでしょ」とすかさず反撃! 壇上はさながら責任のなすりつけ合い劇場と化し、会場は爆笑に包まれました(笑)。

また、加持リョウジ役の山寺宏一さんが、第20話のミサトとの「タバコだけが映る」意味深なシーンについて言及すると、ミサト役の三石琴乃さんから、当時の脚本には「おまかせします」としか書かれておらず、多くがアドリブだったという驚きの裏話が飛び出しました。
▼ どのシーンかピンとこない方は、こちらの動画で振り返ってみましょう。
すると庵野監督は「あれはマッサージ。ツボを押してるだけ」と衝撃の事実(?)を告白。これには会場も「えぇー!」と騒然。三石さんも「アドリブだったから、私、間違えちゃったかな…」と苦笑い。庵野監督はさらに「誤解されると困る。夕方の放送であんなことできるわけないでしょ!」と畳みかけ、あくまでも健全(?)なシーンであったことを強調していました。
30年という時を経てもなお、新たな発見がある『エヴァンゲリオン』。イベントのトークセッションでは、今後さらにどんな衝撃の裏話が飛び出すのか、ファンならずとも目が離せませんね!