【ガチ研究】『鬼滅の刃』禰?豆子の竹筒は「現実には存在しない」と大学教授が学術論文で発表!

『鬼滅の刃』のヒロイン・禰?豆子が口に咥えている竹筒。多くのファンは「まあ、普通の竹でしょ?」くらいに思っていたかもしれません。しかしこの度、近畿大学がこの竹筒に関するガチの研究を行い、「あの比率の竹は現実には存在しない」という衝撃の事実を発表しました。

つまり、禰?豆子の竹筒は現実の竹とは異なる物質か、あるいは作画上の都合によるものかもしれない――。このユニークな研究が、今ネットで大きな注目を集めています。

この研究論文「Nezuko’s bamboo muzzle differs from actual bamboo (Phyllostachys spp.)」(禰?豆子の竹の口枷は実際の竹とは異なる)を発表したのは、近畿大学農学部環境管理学科の井上昭夫教授。なんと、オランダの竹専門の国際学術誌
『Advances in Bamboo Science』第14巻に掲載されたというから驚きです。

研究チームは、原作コミックから禰?豆子の正面が描かれた約150ものコマをピックアップ。作画によるブレをなくすため、竹筒の絶対的な長さではなく、「中央部分の節と両端の節の長さの比率」を算出するという、なんとも緻密な手法で分析しました。

そして比較対象として、物語の舞台である大正時代に日本で広く見られた「孟宗竹」と「真竹」を計112本調査し、同様に節の長さの比率を計算しました。

その結果は…!

禰?豆子の竹筒の節の比率(平均):0.45

現実の竹の節の比率(平均):0.94

両者には明らかな差があり、結論として、コミックに描かれているような節の比率を持つ竹は、現実には存在しないことが判明したのです。

さらに、節と節の間の「節間長」にも着目。

孟宗竹の平均節間長は約35cm

真竹の平均節間長は約25cm

一方、日本人女性の顔の縦の長さ(平均約18.28cm)に対し、作中の竹筒は顔の長さの約0.66倍しかなく、明らかに短いことがわかります。

このことからも、禰?豆子が咥えている竹は、現実の竹とは構造が異なると結論づけています。

井上教授は、この研究は決して作品にケチをつけるためのものではないと強調します。

「私自身も『鬼滅の刃』のファンです。この研究は、竹とマンガの両方が好きだという気持ちから始まりました。この記事を読んだ皆さんも、身近な竹の節と節の間の長さを観察してみてください。禰?豆子の竹筒は作れると思いますか? このような疑問が、竹の生態や人間との関わりについて多くの人が興味を持つきっかけになれば嬉しいです」と、研究への想いを明かしました。

いやはや、アニメキャラクターが咥えている竹一本で国際的な学術論文を書き上げてしまうとは…なんとも日本らしい、最高に「ガチ」な研究ですね(笑)。

via: Science Direct