「歴史の1ページが永遠に失われた…」50枚限定の超レアアイテム『月姫』体験版フロッピー、米税関に破壊され海外ファンが悲痛の叫び

今や『Fate/Grand Order』で世界的な人気を誇る「TYPE-MOON」ですが、その原点ともいえる同人サークル時代から、数々の名作を世に送り出し、多くのファンを魅了し続けています。

そんなTYPE-MOONの歴史を語る上で欠かせない、ある“幻の逸品”をめぐる悲劇がX(旧Twitter)で話題となっています。それは、1999年の冬コミ(C57)でわずか「50枚限定」で頒布された『月姫』体験版の3.5インチフロッピーディスク。海外のファンが念願かなって入手したものの、なんとアメリカの税関で無残にも破壊されてしまったというのです。

この『月姫』体験版は、1999年の冬コミで頒布されたもので、その数わずか50枚。当時の頒布価格は100円でしたが、TYPE-MOONが同人サークルだった時代の貴重なアイテムであり、今となっては値段がつけられないほどの“骨董品級”の超お宝アイテムです。

この悲劇を報告したのは、海外のXユーザーであるKeripoさん。ついに幻の逸品を手に入れたと喜び勇んで荷物を開封したところ、そこには無残にも破壊されたフロッピーディスクの姿が…。彼が原因を調べたところ、どうやらアメリカ税関の検査時に、梱包材が取り外され、その過程でディスクが破壊されてしまったようです。もはや修復は不可能な状態で、Keripoさんもひどく心を痛めています。

Keripoさんによると、発送元の出品者はエアキャップ(プチプチ)や厚紙などで厳重に梱包してくれていたとのこと。しかし、彼が受け取った際にはそれらがすべて取り外されており、なぜこのような事態になったのか理解に苦しんでいる様子。今後、然るべきルートで申し立てを行うことも検討しているそうですが、「壊れてしまったものはもう戻らない」と、その無念さを滲ませています。

彼はTYPE-MOONの公式Xアカウントをメンションし、「今日、歴史の重要な1ページが永遠に失われました…」と悲痛な思いを投稿。その心境は察するに余りあります。

この投稿が大きな注目を集めた後、Keripoさんは状況について以下の点を補足しています。

投稿した動画は本物で、アメリカ税関が一度開封して検査した後、雑に再梱包したようです。

フロッピーディスクは間違いなく正規品です。

荷物は日本の出品者から直接ではなく、ポルトガル在住の友人経由で送られたものです。

何重にも緩衝材を重ねる厳重な梱包は、日本のデリケートなコレクターズアイテムではごく一般的な手法です。

この投稿には多くの同情の声が寄せられ、他のユーザーからは「アメリカ税関の雑な荷物扱いは“あるある”だ」との指摘も。過去には、購入した『ポケモン』のゲームソフトが同じようにバラバラにされて届いたという悲しい報告もありました。

一方で、日本のユーザーからは冷静な意見も。過去に3.5インチフロッピーディスクを悪用して薬物を密輸する事件があったため、税関が疑いを持つのは仕方ないのかもしれない、という指摘です。今となってはほとんど見かけることのないメディアだけに、怪しまれてしまった可能性も否定できません。

海外から貴重なコレクターズアイテムを購入する際には、こうした税関でのトラブルはつきものです。特に高額なアイテムの場合は、配送方法など、細心の注意を払う必要がありそうですね…。