アニメやゲームのキャラクターなどをテーマに、コレクションや対戦が楽しめる「トレーディングカードゲーム」。近年、様々なタイトルが続々と登場し、その人気はますます高まっています。
そんな中、TCGの元祖ともいえる『マジック:ザ・ギャザリング』(MTG)にまつわる心温まるエピソードがX(旧Twitter)で大きな注目を集めています。あるユーザーが知人から譲り受けた大量の古いカードを整理していたところ、なんと市場価格で数万円にもなる高額なレアカードが複数枚含まれていることを発見。この予期せぬ事態に、カードを友人に返却することを決意し、その誠実な対応がネット上で絶賛されているのです。

話題の投稿主は「九十九」(@oz_13ms1)さん。知人から昔プレイしていたというMTGカードの束を譲り受け、善意で整理を手伝っていたところ、思わぬ発見に度肝を抜かれたようです。投稿では「この本当に貰えません…手が震える…」と当時の心境を綴り、その時点ですでに全てを返却する意思を固めていたことを明かしました。
その後の投稿によると、旧カードの中には約73枚のレアカードがあり、その中には一目で高価だとわかるカードも含まれていたとのこと。九十九さんは友人に対し、現在の市場価格を正直に伝えた上で、すべてのカードを返却したと報告。「黙って貰うのは、自分が気持ち悪い」とその誠実な心境を綴っています。


この一連の投稿は瞬く間に拡散され、多くのユーザーから九十九さんの誠実な人柄を称賛する声が殺到。このような対応はなかなかできることではないと、多くの人が感銘を受けたようです。
一方で、かつてMTGをプレイしていたというユーザーからは、「昔のカードがこんなに高騰しているとは!」と驚きの声が多数寄せられました。「実家に昔のカードが眠っているかも…」と、お宝探しに思いを馳せる人も。中には「昔はただのコモンカードだったのに、今では数千円の値がつくものもある」といった指摘や、学生時代に必死で集めたカードの思い出を振り返り、「もし取っておいたら今頃は…」と懐かしむ声も見られました。

多くのコメントの中でも、九十九さんの人柄を称賛する声は圧倒的でした。「カードの価値は分からないけど、あなたの人間性が素晴らしい」「そりゃカードあげたくなるわ、納得」「これぞ真の漢(おとこ)」「カードの価値以上に大切なものを手に入れたな」など、絶賛の嵐が巻き起こっています。

カードの金額がとてつもなく高額だったわけではありませんが、友情を優先して正直に返却を選んだその姿勢。彼が手にしたものは、カードの金銭的価値をはるかに超える、かけがえのないものだったのではないでしょうか。
via: togetter