ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、どうやらオンラインサービスブランドの大規模な見直しを進めているようです。約20年もの間親しまれてきた「PlayStation Network」(PSN)の名称を段階的に廃止し、2026年9月までに全面的な切り替えを目指しているとのこと。

海外メディアの報道によると、開発者向けに送られた内部メールには、SIEが「戦略的な決定」として既存の名称を廃止し、拡大し続けるデジタルサービス全体をより正確に反映させる方針が示されているそうです。
メールでは、今回の変更はブランドとビジュアルアイデンティティの側面のみで、既存の機能やサービスに技術的な影響はないと強調されています。フレンド機能、マルチプレイ、トロフィーシステム、クラウドゲーミング、そしてPlayStation Plusなどのサブスクリプションサービスは、これまで通り利用できるとのこと。SIEは「これらの調整は、ブランドの簡素化と統一を目的としており、既存の機能はすべて引き続きプレイヤーに提供されます」とコメントしています。

同時に、SIEは開発者に対し、今後のブランドガイドラインに従い、新作やプロモーション素材、外部サービスインターフェースから「PSN」関連の用語をすべて削除するよう求めているそうです。これにより、ブランド全体の一貫性を確保する狙いです。ただ、報道によると、現時点ではSIEから新しい名称は発表されておらず、今後、すべてのサービスを単一ブランドに統合するのかどうかは、まだ不明な点が多いですね。
『PlayStation Network』は、2006年にPS3とともにローンチされて以来、ソニーのゲームエコシステムにおける重要な核として、デジタルストア、ソーシャル機能、サブスクリプションサービスなどを網羅してきました。しかし、2011年には大規模なサイバー攻撃による情報漏洩事件が発生し、この名称に暗い影を落としたこともありました。約7700万人のユーザーデータが流出し、サービスが24日間も停止するという事態に、多くのユーザーがヒヤリとしたのを覚えている人もいるかもしれませんね。近年、サービス内容が拡大・統合されるにつれて、今回のSIEの動きは、ブランドイメージを再構築する重要な一歩であり、そして、デジタル戦略が新たなフェーズへと突入する象徴とも言えそうです。
via: IGN