カプコン、生成AIの活用方針を明言 「AI素材をそのままゲームに使うことはない」と投資家向け説明会で回答

ゲーム大手のカプコンは、3月23日に公式サイトで個人投資家向けオンライン説明会のQ&Aを公開しました。この説明会自体は2月16日に行われたものですが、カプコンを支える株主やゲームファンに向けた内容となっています。

その中で、投資家から「生成AI」に対するスタンスを問う質問が寄せられ、カプコンは「生成AIによって作られた素材をそのままゲーム内に実装することはない」と回答しました。

質疑応答では、生成AIの活用方針について「生成AIによってアウトプットされたものを、そのままゲームコンテンツとして使用することはありません」と改めて表明。その一方で「開発の効率化や生産性の向上に繋がるツールとして、生成AIを積極的に活用していく」とも補足しています。

実はカプコンは、2025年1月のGoogle Cloudとの協業に関するブログ記事の中でも、すでに「アイデアのブレインストーミング」に生成AIを活用し、より発展的な運用を目指していると言及していました。

今回の説明会ではさらに一歩踏み込み、現在アート、サウンド、プログラミングといった様々な開発分野でAIの活用方法を評価している段階だと説明。AIがインスピレーションや効率化をもたらすことに期待しつつも、最終的なクオリティは人の手で担保するという姿勢を明らかにしました。

もちろん、今や多くのゲーム会社が開発補助にAIを活用することは珍しくなく、生産性やコスト効率の向上に繋がるのも事実です。しかし、カプコンは今回の投資家からの質問に対し、「効率化はAIに任せても、作品そのものは人の手で作り上げる」という毅然とした態度を貫きました。

AIによる制作補助がもたらす成果が、最終的にプレイヤーの満足度に繋がるのであれば、今後の活用にも期待したいところですね。

via: 卡普空日本官網