任天堂が手掛けるスマホゲーム『マリオカート ツアー』が、ブラジルで突如年齢レーティングを変更され、まさかの18歳以上推奨タイトルに! これまでは全年齢対象だっただけに、現地レーティングシステムでの変更はプレイヤーや関係者の間で大きな話題になっています。任天堂からはまだ公式な説明がなく、異議申し立てをするのかどうかも不明な状況です。
『マリオカート ツアー』は、2019年にiOSとAndroid向けにリリースされた、まさに『マリオカート』シリーズ初の非任天堂プラットフォーム作品。基本プレイ無料ながら、おなじみのレースバトルは健在で、キャラ収集や期間限定イベントといったスマホゲームならではの要素も盛りだくさんでした。シンガポール、アムステルダム、バンクーバーなど、実在の都市をモチーフにしたユニークなコースも多数登場しましたよね。

これらの新コースは、長らく『マリオカート ツアー』の専売特許でしたが、後に『マリオカート8 デラックス』の追加コンテンツ「マリオカート8 デラックス コース追加パス」としてNintendo Switchにも登場しました。 さらに、ゲーム内で登場したキャラクターのバリエーション豊かなコスチュームは、その後の『マリオカート』シリーズ新作、例えば『マリオカート ワールド』などにも影響を与え、デザインの方向性を示す重要な要素となりました。
ブラジルでのレーティングが突如18歳以上に引き上げられた件について、プレイヤーコミュニティでは「ガチャシステムが原因では?」との声が多数上がっています。近年、多くの国でゲーム内のガチャや、それに類するギャンブル性の高いシステム、特に若年層向けのスマホゲームに対する規制が強化されている背景がありますからね。 『マリオカート ツアー』も、2022年には物議を醸した「土管ガチャ」を廃止し、「ショップ」形式に移行。これにより、プレイヤーが購入したいアイテムをより明確に選べるようになり、ランダム性による論争を減らす努力はしていました。

しかし、この変更をもってしても、ブラジルの現地規制に合致しなかったのかどうかは、今のところ不明です。任天堂は、このレーティング調整についてまだ公式なコメントを出しておらず、異議申し立てを行うかどうかも明かしていません。
その一方で、『マリオカート ツアー』は近年、アップデート内容が徐々に縮小傾向にあります。2023年には新コースや新キャラクターの追加停止が発表され、昨年は『マリオカート ワールド』のリリースを記念したゲーム内イベントはあったものの、全体的な運営規模は明らかに縮小しています。 そのため、更新が鈍化しているタイトルに対して、任天堂がレーティング問題にリソースを割く可能性は低いのでは、と見る向きもあります。
もし任天堂が将来的に『マリオカート ツアー』のサービスを段階的に終了する計画があるのなら、今回のブラジルでのレーティング調整は、現地市場からの撤退のきっかけになる可能性もゼロではありません。一般的にスマホゲームのライフサイクルは比較的短く、『マリオカート ツアー』もリリースからもうすぐ7年が経ちますからね。
『マリオカート ツアー』は、もともと任天堂がスマホ市場を拡大する戦略の一環として投入されたタイトルでした。当時、『スーパーマリオ ラン』、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』、『ピクミン ブルーム』といったスマホ向けタイトルもリリースされていましたよね。しかし近年、任天堂はスマホゲームへの注力を徐々に控え、Nintendo Switchや次世代機(Switch 2)といったコンシューマー機プラットフォームへと重心を戻している傾向が見られます。 これは、同社の戦略が常に調整されていることを示唆しています。
via: GameRant